ラシーンを末永く維持するための運転

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以前、「普段ラシーンを維持するにあたって気を使っていること」みたいな中身の記事を書いてほしい、と言うリクエストをいただきました。

今回記事にしたいと思います。

 

ラシーンだから!という気の使い方をすることは少ないのですが、自分が運転に際して気を使っている事を書きたいと思います。

どの車にも当てはまる内容が多いと思いますので、参考になれば幸いです。

 

 

“急”の付く動作をしない。

まぁ基本中の基本ですが、

  • 急発進
  • 急旋回
  • 急停止

これらは車体全てにダメージを与えますし、消耗品の劣化も早まります。

必要に迫られた時以外は、やらないようにしましょう。

 

定期的なオイル交換

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代替3000km毎にオイルは交換していました。

少なくとも5000㎞毎、または半年ごとには交換です。

これをやっておけば、エンジンのメカニカル関係の不調は、相当な割合で低減できるはずです。

 

 

暖気運転

僕が言う暖気とは、エンジンはもちろんのこと、

  • 車体
  • 電装系
  • ミッション
  • サスペンション
  • ブレーキ
  • タイヤ

などの、全ての暖気を含みます。

一般的に暖気と言うと、3分ほどアイドリングして、エンジンと電装系のみ暖気を済ませて一気に走り出す場合が多いと思います。

ですがこれでは不十分と考えているんですね。。

サスペンションやタイヤ・ブレーキ、ボディなどはほぼ無負荷状態で止まっていたわけなので、摩耗やダメージが蓄積しやすくなります。

 

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僕が行っている対処法としては、エンジンの暖気は夏場30秒、冬は1分程度行い、その後そろそろと路地を走ってから、メインの目的地に出発するという方法です。

ウォーミングアップ走行とも言います。

 

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20~30㎞/hの低速で、数回の右左折とブレーキングを繰り返し、車両全体に緩い負荷をかけます。

決して急ブレーキや急ハンドルはNG。

準備体操をするようなイメージで、3分程度ラシーンに付き合ってやるのです。

 

これをやることで、膠着していたゴム類や油脂類に負荷と熱が程よくかかり、アクセルを踏み込んだ時の変形量などを、低減させていくことができると考えています。

エンジンだけ温めるのではなく、車全体をほぐすイメージを持って、いたわって走ってください。

 

 

車が完全に停止してからリバースに入れる

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ATやCVT車両は、車用が極低速で動いていてもリバースに入ります。

ただし、1.3トン近い車が転がっている運動エネルギーのほぼすべてを、瞬間的にATが受け止めることになります。

その負荷はかなりのもので、繰り返しているとATの不調、破損、交換といった事態を招きます。

 

これを防ぐためには、必ずタイヤが止まったことを確認してから、ギアをRレンジに入れる。

細かいことですが、これをやるだけでミッションにかかる負荷を相当減らすことができます。

とくに1800cc車両はATが比較的弱いと言われていますので、注意してみてください。

 

 

ハンドルの据え切りをしない。

ナルディクラシックウッドステアリング

女性の方に多いのですが、車庫入れの切り返しの時などに、車両が止まった状態でハンドルを回す行為。

これを据え切りといい、タイヤの偏摩耗(一部だけ摩耗する)を起こす行為です。かじ取り装置全体にも負荷がかかります。

あとパワーステアリング装備車両だと、パワステにも負荷がかかりますので、ポンプなどの寿命を縮めることにもなりかねません。

 

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対策としては、ほんの少し、あるく速度以下でもOKなので、タイヤを転がしながらハンドルを切ることです。

これはパワステなしの「重ステ車両」では常識的な操作方法です。

これをやることでハンドルが劇的に軽くなり、なおかつ一点が摩耗することがなくなるためタイヤが長持ちします。

 

 

時々全開をかます

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30分から1時間以上車を運転して、十分温まった際、月に1回か2回くらいはアクセル全開走行をするようにしています。

これをやると、燃焼系統から排気系統に至るまでの

  • 燃えカス
  • スラッジ
  • ポジット
  • ブローバイガス

などを、強制的に燃焼・排出させる方向に、働くと考えています。

 

やり方

または車・人・民家がない田舎道の路肩、またはそれに準じた駐車場などで、ギアをニュートラルに入れて、アクセルをべた踏み。

3秒間程度の全開を3~4回繰り返します。

その後ドライブレンジに入れて普通に走ります。走行中やってもいいかもしれません。

実際走行中にやることもあります。ただその時はドライブに入れる際の車速に多少気を使います。(50~60km/h位は欲しい)

 

これをやった後は、アクセルのつきがよくなって、加速が若干スムーズになります。街中で渋滞して、のろのろ運転を繰り返した後などは特に有効だと思います。

 

 

まとめ

パッと思いつくのはこんな感じです。

このほかにも長持ちさせるためのテクニックや小技がありましたら、別途記事にします。

以上です。

 

 

 

 

4 件のコメント

  • 暖機や負荷をかけない運転もそうですが、事故を起こさない(巻き込まれない)ためにも「余裕を持った行動」が一番なのかなぁ、、、と思います。
    なかなか難しいときもありますが、、、

    街中を走っていると運転に相当な自信があるのか事故を起こすことに躊躇いが無いのか、煽り運転をふくめて無理な運転に出会うことが多いです。

    • ⇒ラシーンカフェさん
      コメントありがとうございます。

      たしかに余裕を持った運転は、安全や維持含めて全てに大事ですね。細かく延命したところで事故っては元も子もないですから。

      無茶な運転をする車は、だいぶ減ってきた感はありますが、まだ一定数いますよね。なるべく離れて関わらないようにしています。後ろも付かれたらなるだけ譲るとか。

  • わわ!記事にしてくださって嬉しいです!ありがとうございます!
    とても勉強になりました☆
    特にバックギアに入れるときは一呼吸おいてゆっくり入れるように心がけます。(結構気にせずガタタタ!ってチェンジしちゃってました。反省)
    これからラシーンオーナーになって初めての冬が来ます。
    朝早く乗る際などにも余裕を持って暖気運転できるようにして大切に乗ります!

    • ⇒春さん
      ATだと、車が動いていてもバック入っちゃうんですよね。
      ずーっとやり続けるとやっぱりがたが来ますし、交換となるとかなり高額な出費になるので、気を付けてもらうのが一番だと思います。

      ラシーンは、基本的に暖かい車だと思います。結構ぽかぽかです。
      冬の暖気は、3分~5分程度やるだけでも全然違うと思います。走るころには温風が出やすくなりますよ。
      余裕を持って楽しく乗っていきましょうね!

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