ラシーンのETCユニット・アンテナ取り付け

 

 

何をいまさら偉そうに、という感じがしないでもないですが、、、、

 

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ラシーンのETCを取り付けた時の記事を書きます。前回記事にした、オーディオ交換よりは楽だった気がします。

ラシーンのオーディオ交換② デッキの取り付け

 

今回の記事も、ETCの取り付けの基本的なところを中心に記載しています。

ですので、他のメーカーさんのオーディオ交換などにも参考になるかと思います。

 

 

購入したETC

今回買ったのが、楽天市場で購入したパナソニック製のETC。

2015年に交換したものなので、ETC 1.0です。

 

購入後に車検証をスキャナーで販売店に送り、初期設定をしてもらうセットアップ料金込みの価格です。

 

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ルックスはこのようなオーソドックスな形です。

それでは作業手順を記載したいと思います。

 

①.バッテリーの端子を外す。

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自動車の電気部品をいじるときには、必ずバッテリーのマイナス端子を外します。

感電や火災の危険性を減らすためです。

 

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 外したら、マイナス端子がバッテリーのマイナス電極に触れないように、ウエスやぞうきんなどにくるんでおくと安心です。

 

②.アンテナの取り回し(Aピラーのカバー外し)

ETCのアンテナを取り回します。

アンテナの配線は外にはみ出すとみっともない為、できれば隠したい。その手順を書いていきたいと思います。この手順は基本的にどの車も同じです。

 

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 まずAピラーの部分にあるカバーを引っ張って剥がします。大概引っ張ったら外れますが、旧い車だと硬くなっている場合があります。 

 

その場合は、お得意のシリコンスプレーを拭いて柔らかく滑りやすくして、作業性をアップさせましょう。ワコーズのシリコンスプレーは本当に使えます。

 

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引っぺがすとこんなかんじです。バキッと引っ張ると、ゴムとベージュのカバーがくっついた状態で外れます。

ズルズルと手前に引っ張って剥がしていきましょう。

 

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すると、Aピラーのプラスチックカバーを外すことができます。

カバーを外した状態で出てきた金属が、車のフレームに成ります。これが錆びてたら要注意(汗

 

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こういうクリップが車体側に残る時があります。

 

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その場合は、Aピラーカバー側の方に爪を差し込んで、元に戻しておいてください。 

 

 

③.アンテナの取り回し(配線)

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 アンテナを上手く配線するために、アンテナ線を天井の裏に這わせます。

天井の端に天井板を留めるためのゴム製の押さえが付いています。これを一部取り外すことで、天井板を剥がすことが出来るようになります。Aピラーカバーを取り外すことで、この押さえも取り外せるようになります。

 

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押さえを外したら、押さえのゴムの隙間部分にアンテナ線を這わせ、押さえを元に戻します。

こうすることで、アンテナ線を天井板の裏に仕込むことができ、上手にケーブルを目隠しできます。

 

 

④.アンテナの貼り付け

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配線を這わせたら、ルームミラーの裏側の辺にアンテナが来るように、ケーブルの位置を調節します。ちょうどいい位置に持ってこれたら、ETCアンテナの裏に付いている両面テープの剥離紙を剥がします。

貼り付ける前には、フロントガラスのアンテナが当たる位置を、パーツクリーナーなどを含ませたきれいな布で拭きあげて、脱脂しておきましょう。

 

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指で10秒間ほど押し付けて、しっかり貼り付けます。

 

アンテナの配線(Aピラーに仕込む)

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天井板の裏にアンテナを仕込んだら、本体側に至るアンテナケーブルをAピラーカバーの裏に仕込みます。

 

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ケーブルをAピラーに極力くっついた状態になるように仕込んで、カバーを差し込みます。この時、ストッパーの爪にケーブルがかみこまないように注意して下さい。マスキングテープなどで簡易的に抑えておくのもよいでしょう。

 

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ケーブルは、下の方に向かって這わせます。2枚目の写真のようにゴムカバーの奥の奥の方に押しこむような形で配線すると、キレイに目隠しできます。この状態で、ゴムカバーを元の状態に戻していきましょう。

 

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ボンネットフードを開けるレバーの辺りにケーブルを通し、ダッシュボードの裏の方にケーブルを取回しましょう。

 

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Aピラーカバーは、カバー内部の爪が車体の穴にハマるように上手く位置出しして、掌底で一撃。

 

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これで元通りです。アンテナ配線の目隠しは完了。ゴムカバーを初期状態と同じように元に戻せば完璧です。

 

本体の電源を取る

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本体ケーブルはこんな感じで、かなり長いです。ETCの本体側は黒い被覆のケーブルで3本が束ねられていて、反対側は赤黄色黒の3本になっています。

赤と黄色が電源。黒がアースです。

 

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いろんな電源のとり方があるのですが、今回はオーソドックスなやりかたとして、ヒューズから電気を取ることにしました。ギボシ付きのヒューズに交換して、電源を取る方法です。

 

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赤いケーブルが15A系統、黄色いケーブルは10A系統から取得します。

バッテリーもしくはアクセサリーの系統から取得する必要があるので、上段の左右両端、12Vシガーライターソケットと、ハザードスイッチのヒューズを交換します。

 

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この白い洗濯バサミのような道具を使って、ヒューズを外します。

シンプルながらも非常に良く出来た道具で、ヒューズを破壊せずに簡単にヒューズを取り外すことができます。これがあるかないかでは作業効率がかなり変わってくることでしょう。

 

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しっかり挟んで取り外し。付いていたヒューズは、スペアのヒューズ置き場があるので、そこに仮置きしてきます。

 

外したヒューズの代わりになるのは、上の商品リンクにあるような、ギボシ付きのヒューズです。

 

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青い15A品をヒューズボックスに取り付けて、反対側のメスギボシを赤い線に結線した図。

 

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もう1本の黄色いケーブルは、赤い10Aのヒューズに対応させて、ギボシ接続させます。後は余ったケーブルを、作業や運転のじゃまにならない位置に移動させて、電源確保は完了です。

 

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アース線を接続する必要がありますが、これも足の邪魔にならないところで、シャーシにつながっている所を探してみます。今回選んだのは左足を置く場所の固定ネジです。

 

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 こんなかんじで固定しました。

作動不良を起こす可能性があるので、これはしっかり締結しましょう。

 

 

 本体の電源を取る

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本体の裏に両面テープが貼ってあるので、白紙を剥がして貼れるようにします。

 

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電源側のケーブルと、アンテナ側のケーブルを差し込みます。

 

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 写真の位置に両面テープで貼り付けます。

 

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説明書の指示だと、車体にネジ止めするベースプレーが付属していて、これを介して強力に車体と固定する、というような方法を推奨しています。

ですが、両面テープだけで十分な強度が出ると思い、今回はこのやり方にしています。3ヶ月位たっても特に問題無いです。

(最終的に5年間全く問題有りませんでした)

 

 

一番面倒だったのが、長いケーブルの取り回し。
かなり余裕を持ってケーブルを確保してあったので、あまったケーブルを何処に置くかで結構頭を悩ませました。

 

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最終的には、円状に束ねて左右を固定し、オーディオの裏にあるスペースに放り込んで放置しました。

 

注意

ケーブルを束ねる場合は、コンパクトになるように小さく束ねると、熱を持ちやすくなり火災の原因になります。

直径10cm以上の円になるように束ね、円を構成するケーブルが出来れば3本程度に収まるようにします。小さな円にして、コードが10本以上も重なるようにして束ねたら、立派なコイルになってガンガン発熱します。

車両火災はこういうDIYから発生する場合がありますので、丁寧な作業をお勧めします。

 

 

 完成

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バッテリーをもとに戻して、イグニッションON. 手配したETCカードを挿入して、作業完了です。

初めてのETCゲートはとても緊張しましたが、無事通過できました。

やっぱりETCが有ったほうが、高速道路では圧倒的に便利ですね。取り付けは比較的簡単にできるので、興味がある方はぜひやってみてください。

 

やったとことを列記した記事になりますが、以上です。

 

 

 

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