ラシーンがガス欠した日

何馬鹿なことしてんだろ。。

ほんとそんな事をしでかしました。

 

宇都宮の大通りで、ガス欠してしまいました。

通行車両や、警察の方に、多大な迷惑をかけてしまいました。

 

本当申し訳ありません。反省しております。

 

二度と同じ失態を繰り返さないため、ブログの記事としてまとめておきたいと思います。

 

 

事の顛末

土曜日の昼過ぎのことです。

正午ごろに嫁の運転するラシーンで買い物を済ませ、一旦家に戻ってきました。

その後、宇都宮市中心部での用事を済ますべく、再度ラシーンのエンジンに火を入れました。

滑り出しは全く問題なし。天気がよく、「バイクで行こうかなぁ」とも思ったのですが、風邪が肌寒くウェアを羽織るのが面倒だったので、ラシーンで行くことにしたんです。

 

ちなみにラシーンは普段嫁が運転しています。僕はスイフトで通勤しているので、最期にラシーンを運転したのは1週間以上前でした。

 

 

兆候

走り出して10分後。

エンジンから異音と周期的な振動を感じました。

1秒に3回位、”ボボボ”という音とともに、ステアリングに共振を伴う振れが始まりました。

  • 「なんか調子悪いんな」
  • 「オイル交換してない、とは言え半年くらいだしなぁ」
  • 「洗浄剤でも入れてみるか?」

なんて事が頭をよぎったんです。

 

そしてふと燃料計に目をやると、完全にガソリンがエンプティでした。

ラシーン右のコーションランプパネルには、西日で見えにくいものの、ガソリン警告灯が付いていました

 

まずい、これガス欠だ。

本当にガソリンが無い。

全然気づいてなかった。

 

(僕が知っている)近場のガソリンスタンドまでは・・・ 結構遠い、2km以上は有る。

 

でもスタンドに行こう!

ぎりぎり間に合うはずだ!

 

そう決断して、息も絶え絶えのラシーンのかじを切りました。

結果的にはこれが間違っていたんです。

 

 

沈黙したラシーン

宇都宮でも最も交通量が多い大通り。

三車線道路。

一番左の車線がバスで埋まり、道路が詰まっていたので一番右を走らざるを得ませんでした。

クルーズ状態になると燃料カットが入るので、それを駆使しながら車を走らせ・・・

 

 

渋滞で混雑する通りの一番右車線で、ラシーンが停止してしまいました。

 

セルモーターで再始動を試み、1度は成功したものの、30mほど進んで停止。うんともすんとも言いません。

 

 

対応

取り敢えずハザードを点灯させ、後方車両に危険を提示。

三角板を出そうと工具入れを探したら、先日の整備でスイフトに使っていて、ラシーンには入っていませんでした。

大事な折に・・・。

 

道路の真ん中に止まったラシーンを避けるべく、後ろは大きな渋滞が起こっていました。

当然ながら皆さんの視線は冷たいです。

道の真ん中で停まるなよ。

何やってんだと。

 

ほんとその通り過ぎて、情けなくて仕方がありませんでした。

自分は頭を下げ続けることしか出来ませんでした。

 

まずJAFをよぶ

すぐにJAFに連絡。

場所を伝えてガソリンの手配をお願い。折り返しの電話が来たら1時間以上かかるとのこと。

 

いや、そんなに待てない!!

 

状況を伝えるとコールセンターの方から、

  • 後続からの追突の危険があるから、車の外に出て退避して欲しい
  • 場合によっては110番通報をして欲しい

というアドバイスを受けました。

そうだ110だ。

 

すぐに110にダイヤルしました。

 

警察へ連絡

警察「栃木県警緊急通報センターです。事故ですか事件ですか?」

MINORU「事故です」

警察「事故ですね。どのような状況ですか?」

MINORU「宇都宮の大通りでガス欠を起こして、車が止まってしまいました」

警察「それで追突されたんでしょうか?」

MINORU「いえ、止まっただけで被害はなにもありません。大渋滞を起こしてしまっています」

警察「では事故やケガはないわけですね」

MINORU「そうです。」

警察「それでは付近の警察官をすぐに派遣します。お電話の方のお名前と住所~~~」

 

という感じでやり取りが進みました。

その後3分位で、おそらく警ら中の警察官の方が来て戴けました。宇都宮の中心部ということもあるでしょうが、メチャ早かったです。

 

そしてすぐに交通整理を始められる警察官。

正直本当に心強かったです。

制服のチカラを感じました。

警察官の方がいるだけで、何かただ事ではいことが起こっていること、ドライバーが何か対応をしていることが伝わるようでした。

 

とは言え現状は変わらず…

警察官「さて、どうしょうか。。」

との声も漏れていました。

 

ガソリンの調達

JAFは待ってられないと判断し、自分が取った選択は、ガソリンスタンドで携行缶を借りて、ガソリンを人力で運ぶという方法でした。

片道700m位のところにガソリンスタンドがあるので、そこに電話。

すぐに状況を理解していただきました。

  • 携行缶の貸出保証金(あとで返ってくる)の3000円を支払うこと
  • ガソリン代を実費で出すこと。
  • これで貸し出すことができる

との返答をしてくれました。

左肩の警察無線で本部に状況を伝えている警察官にその旨を伝え、スタンドへ走り出しました。

 

五分後くらいにガソリンスタンドに着くと、すぐに携行缶を出してくれて、10リットルのレギュラーガソリンを調達しました。

容器の重さ含め、だいたい11kg以上。これを抱えて走るのは本当に骨でした。。

 

本格的な交通整理

20分くらいでラシーンに戻って来ると、やたら車が流れていたんですね。

それもそのはず。

自転車やスクーターで駆けつけた警察官、並びに交通機動隊の方が、8人くらい来ていただいていました。そして大通りの車線を一本封鎖した、大規模な交通整理をしていただいていました。

なんということだ。

ホント迷惑かけてばかりだ。。

 

警官の方に後方の警戒をしてもらいながら、携行缶からガソリンを入れました。

たかたが10リットルですが、3分くらいかかった記憶があります。スタンドのディスペンサーはかなり圧送してるんだなと、「早く入れ!」と焦る気持ちのなか感じたのを覚えています。

 

再始動

ガソリンが燃料タンクにはいったら、普通にエンジンがかかりました。停止から30分くらいかかったでしょうか。

キャブレーター仕様のバイクでガス欠は何回かあったのですが、車は初めて。ですが、普通にリカバリができました。

 

警察官に交通整理をしてもらいながら、ラシーンを左車線に移動し、誘導してもらったその先の路地に停車しました。

警察官の方に免許を見せている間、呼んでいたJAFのレスキューにキャンセルの電話。

「無事もどってよかったですね」

という声をかけていただきました。

 

警察の方からも、怒鳴られたり「何やってんだ」的なお叱りはなく、

「事故がなくてよかったですね」

「今後も安全に気をつけて運転してください」

との温かい言葉のみを掛けていただけました。

自分には感謝すること以外できず、何度も頭を下げました。

 

その後携行缶を返して本給油し、用事を済ませに移動。

用事自体はものの3分で終わりました。

ちゃんとガソリン給油したら、大勢に迷惑をかけることもなく、今回の半分以下の時間で終わったのにね。。

 

 

今回の教訓

今回は、本当に多くの方に迷惑をかけてしまいました。

大通りの道を塞ぐなんて、言語道断です。

心から謝罪します。申し訳ありませんでした。

 

教訓めいたこともいくつか出てきましたので、列記したいと思います

 

車に乗ったら燃料の残りを確認する

そもそもこれを怠ったから、こんな事になってしまったのです。

ガソリンは入っているものという思い込みが、今回の自体を招きました。

 

毎回確認して、ガソリンがEラインに近づいたら急いでガソリンスタンドへ向かう。

当然過ぎますが、これを徹底します。

 

安全な場所で止まる

ガス欠に限らず、異常を感じたら安全な場所で停止することを最優先にしなければ思いました。

今回はたまたま渋滞で車列が停止していたときにガス欠したのですが、交差点内で停止してしまったり、走行中、とくに加速中にガス欠したら大事故の可能性もありました。

相当に危険な判断だったと反省しています。

ガソリンがまだ残っている段階で路肩に停める。交通量の少ない路地に一旦逃げるなど、退避の方法はたくさんあったはず。そこから落ち着いて対応すればよかったんです。

 

今後は、

なんとか自分の力で解決しよう!

と思わず、まずは安全確保を優先するように動きます。

 

不幸中の幸い

変な話ですが、これが嫁の運転中じゃなくてよかったとも思いました。

嫁が運転するときは長男もセット。事故ったら取り返しがつかないことになっていたでしょう。

そういう意味では、ラシーンで出発した判断は正解だったかもしれません。

自分も嫁も含め、ガソリンの管理は徹底するようにします。

 

 

まとめ

重ね重ねになりますが、皆さんにはご迷惑をおかけしました。

今後このようなことがないように、アタリマエのことを当たり前に注意して、車との付き合いをしていきたいと思います。

 

以上です。

 

6 件のコメント

  • わたしも古い車 H7 Hondaアクティ H4 Honda BEAT に乗ってますが常に携行缶を乗せています(ACTYは2ℓ・beatは5.5ℓ)特にBeatは燃料メーターが信用出来ないので
    又 空の表示灯(赤の点灯の)も設置されてない また信じられないでしょうがヘッドランプなどもイグニッション切りでも自動的に切れないです。そのためバッテリーのジャンピングコードも常備してます。

  • >伊藤理生さん
    コメントありがとうございます。
    携行缶を常備での運転なんですね。自分も今回の一見で、缶詰常備をホンキで考えました。他車のレスキューも出来ますしね。

    というかBEATも25年落ちになったんですか。古い車と思っていましたが、四半世紀も経過するとは。
    IG/OFFでライト切れないのは怖いですね。。

  • とにかく怪我なくすんで良かったですね。対応手段も勉強になりました。自分も前の車でランプ点灯しても大丈夫だろう、間に合うとかるく考えてました。幸いガス欠にはなったことがありませんが以後気をつけます。

    • ⇒徳島ハルさん
      事故にならなくてホント良かったです。
      車のガス欠はこんなにオオゴトになるのかと、痛いほどわかりました。
      早め早めの給油を心がけることを、肝に銘じた次第です。

  • とにかくMINORUさんとご家族様が、そしてラシーンがご無事で何よりでした!読んでいてハラハラしました。
    家族や数人で乗る車はガソリン残量を把握しづらいですね。
    私は免許取りたての頃エンプティーが点灯してから何キロ走るか調べようと(馬鹿ですね)してすれ違うのもやっとの踏切前でガス欠した事があります。避けるスペースがなくそれはそれはヒドイ渋滞に…。それでも今考えると踏切内でなくて本当によかった(怖)以来エンプティー点灯前に給油するようになりました。
    燃料メーターの動きがあやしいラシーンもあるようですのでいつ給油して何キロ走ったか把握しておく必要がありますね。

    • ⇒春さん
      ご心配をおかけしました。
      ほんと肝を冷やしたのですが、結果的に無事故でした。
      その分大勢の方に迷惑をかけてしまい、反省しています。

      仰る通り、複数人での回し乗りだと、いつ給油したかが全然わかりません(汗
      確かに燃料メーターなども不具合出ておかしくない年式になってきましたね。
      メーターの精度なんかも、注意して乗りたいと思います。

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