今回の記事は、結構文字ベースです。
実は、自分のラシーンの左側の、後輪から異音がしていたんです。購入した時から。
低速で左右に曲がるときとか、バックして車庫入れするような、
そして、スタッドレスタイヤから夏タイヤに交換した時、
状況としては・・・
直進しているときは異音なし。
段差乗り上げ時もなし。
音は間違いなく左側から。
ジャッキアップするときもごり音が聞こえます。
ガソリンを満タンにすると、音が小さくなります。ガソリンが減ると大きくなります。
色々と原因をネットで調べてみて、
ホイールベアリング?
デフ?
トランスファー?
ビスカスカップリング?
ドライブシャフト?
いろんな疑念が出てきていました。ただ結論には至りません。不安が膨らむばかりです。
中でも一番有力視していたのが、デフの中の歯車の異音です。リアのデファレンシャル機構の中に設置されているギアが、異常な偏荷重がかかるなどして、摩耗したり削れたりしたのではないか?と考えました。
ただ、たかだか六万キロに満たない程度の車両で、
デフオイルは納車後に自分で交換し、
なんだろうなぁとずっと疑問に思っていました。疑問というよりかは、モヤモヤして非常に気持ち悪かったんです。
故障箇所を特定
そこで、購入した日光の車好きの方に相談して、お抱えのメカニックさんに診てもらうことにしました。
その結果、不具合の箇所がわかりました。
左側のリアメンバーのゴムブッシュが破損していました。
リアメンバーと呼ばれる、リアサスペンション、リアのドライブシャフト、ブレーキなどを固定している部品があります。これを車体とボルトで締結している部分のゴムブッシュが破損してちぎれていました。
この中にグリスが入っているようなのですが、破損して千切れてしまった部分から流出してしまい、動きが悪くなってしまっていたようです。
写真はデフ部分にジャッキを当ててリフトアップした状態です。写真の緑丸の部分にマイナスドライバーを突っ込んで、テコの原理の要領で上下させます。すると、音がギシギシと鳴ります。反対側は異音ゼロでした。
その他、ドライブシャフトやホイールベアリングなども確認してもらいました。結果は問題なし。
異音の原因は間違いなくここだと思います。
右側と左側のカラーブッシュ部の状態。
濡れている方が、ブーツが破れている左側。潤滑させるために気休めでシリコンスプレーを吹きかけたため、濡れているように見えます。
これを撮影したのはタイヤを付けて普通に止まっている時の状態なのですが、目視でわかるくらい左側が沈んでいます。本来ここまで下がってはいけないはずなんです。
修理の見積もり金額
↑別の車両の写真ですが、部位はここです。
さて、ここを直すとなると、かなりお金がかかります。
上の画像の赤丸の部分がリアメンバーのブッシュ。ここは、車体の後部をほぼ全部分解しないと見えてきません。
タイヤ、ブレーキ、サスペンショッン、ドライブシャフト、デフ…
重たいものばかりです。この時点でDIYは不可能。
そしてメンバーを構成するブッシュ自体は、純正品での販売がされていないようです。
ニスモ等が出しているレーシングブッシュ等が代替パーツになります。そして、ブッシュを外すには熱を加えたり油圧プレスを使ったりして、かなり外すのが苦労するようです。
工賃は、ネットを探ってみたところ、ざっくりした見積で10万円くらい。
新品のリアメンバーを見積もってみたら、これも10万円くらいするみたい。
合わせて20万円。
これはちょっとカネがかかりすぎる。。。
安価な対策方法
もっと安価に、もっと簡単に対策できる方法はなにかないかな?と探していたら、「リアメンバーのブッシュの部分に、カラーを入れる」という方法を見つけました。
スリットが入っているアルミカラーを上側に。段付きの筒状になっているものを、段付きの下からはめ込む。
こうすることで、車体とリアメンバーがリジット状態になり、乗り心地を多少犠牲にする代わりに、ダイレクト感がある乗り味に変貌させ、ドリフトするときなどのキッカケをわかりやすくするのです。
…これって完全に走り屋さんのチューニングじゃん。。。
しかもシルビアやスカイラインR32対応のものが使えるそうです。
まぁ対策方法として、頭の片隅に入れときましょうか。
しばらく放置します。
現状、走行時にふらつくとか挙動がおかしいとかいう事もなく、即走行に支障をきたすような事はなさそうです。
車庫入れなどの際に毎回異音がでていて非常に気持ちが悪かったのですが、これで原因がわかったのでスッキリしました。メカ的な部分で大修理が必要となったらどうしようかと恐怖していたので、しばらくは様子見という感じで対応できます。
この後は、外装関係で色々やりたいこともあるので、そちらにも目を向けていけたらと思います。
↓追記:最終的に処理をしました。
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