ラシーンの荷室についてのまとめを作りました。
個人的にラシーンで一番エポックメイキング、かつ面白い部分がリアハッチ・リアゲートの部分だと感じています。
背面タイヤを装着し、上下に分割されたリアハッチ。海外車両や、三菱のアウトランダーや昔のランドクルーザーなどでたまに見かける機構ですが、このクラスの車両では珍しいです。操作方法などについて、写真多めで記載してみます。
●リアハッチの開閉方法
リアハッチの開閉方法は、2種類あります。
1個目は、運転席内から開く方法。運転席の右が、キーシリンダーとエアダクトの間にスライドスイッチが付いています。これを引っ張ると、後ろのほうからカチッという音が聞こえて、リアハッチのロックが解除されます。
もう一つは、リアハッチ側にある鍵穴を回す方法です。
鍵をさし、右に回すとロックが外れます。
そして、リアハッチの上段と下段の隙間に指を入れて、上に持ち上げます。
後ろから鍵穴を刺すのは、正直ちょっとしんどいです。荷物持っている時に鍵を探して差し込むのは、難儀する場合もあります。カギが開いている場合は、ボタンを押すと開くような機構を付けてくれていれば、なおのこと使いやすかっただろうなぁと思っています。
このような感じで開きます。
ハッチが大きなL字型になっていて、開口部が大きいのが最大の特徴です。
そして面白いのが、ハッチの裏にスピーカーが付いています。これもマイナーチェンジ後の後期型の特徴の一つ。前期型は前にしかスピーカーが付いていなかったのですが、後期型は+2個付いています。
ステーションワゴンとしてみた場合、車格や全長がそもそもそんなに大きくない事もあり、ちょっと狭めの荷室です。
ですが、日常使いで食品などの買い物をした際の、荷物入れとしては十分な大きさだと感じています。寸法などは後で記載します。
●背面タイヤを開く
下段のリアハッチを開くためには、タイヤを開く必要があります。
大掛かりなユニットになっていますが、操作自体は片手でできる簡単な構造です。
タイヤの裏に、指を引っ掛けて引っ張るレバーがあります。
これを引っ張るとタイヤを固定するロックが外れます。
ごついロック機構が付いています。
ゴムで受け止めるストッパーが1個、ダンパーが2個。車体側にはゴムスイッチが付いています。
引っ張ったレバーはワイヤーでつながっていて、ロックを操作します。時々注油してあげると、動きが良くなると思います。
ホルダーステーは90度開きます。位置関係的には、車体の幅よりも外に張り出します。タイヤが出っ張ってるからね。周囲に気をつけて広げましょう。
それから、このステーはこのままでは固定されていないため、風が吹いたりすると車体側にタイヤが煽られてしまいます。結構おもいので、ぶつかったりすると危険です。
風が強い時や、長時間作業する場合などは、背面タイヤの端っこに付いている、鉄製のピンを使います。上に引っ張ると簡単に取り外せます。
根本に穴があり、ここに差し込むとホルダーが固定されます。アナログな機構ですが、強度は抜群です。
●下段ハッチを開く
下段ハッチは、上を開き、背面タイヤを開き、最後に下段側を開きます。
下段ハッチを開く時は、下段ハッチの背面タイヤの左側に、横にスライドさせるスイッチが付いています。
スライドさせると、ガチャっという音がしてハッチを開くことができます。両手でドアを持って、ゆっくり開きます。
全部ハッチを開いた状態です。開口系はなかなかの広さで、荷物の出し入れも便利です。。
下段ハッチはピンと張ったワイヤーで固定されます。
大人1人2人が乗っても大丈夫なくらいな強度はあるようで、荷物を搭載する時も、仮置きや荷物をスライドさせるスペースとして使うことができます。
上下のハッチを広げたスペース。
キャスター付きのトランクケース等が横に2個は置けます。コンパクトカーとしては十分なサイズです。
「色々開けて、めんどくさくない?」
と聞かれることがあるのですが、個人的には結構楽しい作業です。よし開けるぞ!って感じになります。それから、開ける時よりも締めるときのほうが快感です。
下段ハッチ、上段ハッチ、背面タイヤステーの3つを、バン! バン! バンッ!とリズミカルに閉じるのが、なんとも言えない楽しい気持ちになります。
長くなったので、ここで一旦切ります。
次回の記事で、荷室についてもう少し深堀りしてみます。
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