自分のラシーンですが、「エンジンが温まった後にかかりにくい」という症状が頻発したため、色々考えたりトライしてみたのですが、完全な解決策は見つかりませんでした。
考えられるところから1つ1つ部品交換や整備をして潰していく、という作業をやっていきました。
今回交換したスロットルチャンバーもその一つです。
スロットルボディ、エアフローメーター(センサー)などが複合的に組み合わされたASSY部品になります。
※以前も始動不良が発生し、スロットルバルブを洗浄した記事を書いたのですが、今回は「その本体ごと交換してしまう」という内容です。
注文した商品
スロットルチャンバーは、リビルト品を購入しました。
リビルト品というのは、新品ではなく中古パーツを再生されたものです。廃車になった中古車両から部品だけ取り外し、清掃洗浄、内部部品交換などを行って、できるだけ新品に近い状態まで戻した品物になります。
メリットとしては、価格が安いことと比較的入手性が高いことが挙げられます。
メーカー純正部品が欠品だったり、ものすごく高価なプライスタグを付けられていても、リビルトなら在庫があったり、比較的安価に手に入れることができます。
一昔前までは自動車部品工場や、その筋の問屋さんなどを経由しないと手に入らないものだったのですが、最近は楽天市場などからでも購入することができます。ありがたいです。
↑自分もこちらの商品を購入させていただきました。
リビルト品の状態
丁寧に梱包されていました。
これが本体です。もとが中古品だったとは思えないくらいきれいに洗浄されています。
スプリングも非常に綺麗。
手動で真鍮製のバタフライを開くと、中身もとてもきれいに洗浄されて組み立てられていることが分かります。
センサーも新品に交換されています。ネジもきれいです。
センサーの右側に四角い箱のよな部品があるのですが、ココは手塗りされた液体ガスケットで覆われていました。この中にエアフローメーター/エアフローセンサーが入っているはずなので、リビルトメーカーさんが掘り起こして交換されたんだと思います。こんな仕事は素人には無理です。
後取り付けに必要なガスケットも入っていました。
ありがたいです。
中古品は返却しなければならない
それからリビルト品は、取り外した中古パーツを「コア」とよび、これをリビルトパーツメーカーに送る、という形でビジネスが成り立っています。
あくまで壊れた・不具合のあるパーツの修理という扱いで、
「先に修理してもらった部品を貰って、あとで壊れた部品を返す」
というロジックです。
だいたいコアの返却期限は1週間、交渉すれば2週間位まではまってもらえます。ただできるだけ速く作業を終えて交換するようにしましょう。
取付作業
この部品の取付作業は、お世話になっている自動車整備工場さんにお願いしました。
かなり大掛かりな部品だったことと、冷却水の流路があって、そのへんの処理もしなければいけないということも有り、自分には手に負えない部品だと判断しました。
(冷却水/クーラントって一応毒物扱いなので、地面に捨てて排水口に流すとかはNGなんです)
交換作業後は普通に走ることができました。
ただ始動不良が治りきらなかったのが残念でしたが・・・。こればっかりは仕方がないですね。
お世話になった工場の場所はこちら:
山本自動車整備工場:
HP: http://yamamoto.car.coocan.jp/
電話番号:028-675-5677
参考:取り外したスロットルチャンバー
メーカーに返却するスロットルチャンバーです。
取り外してもらったものを持って帰ってきたので、写真を撮影しました。
やはりリビルト品とは比べ物にならないくらい汚れていますね。
20年の時の流れを感じます。
ココまでよく頑張ってもらいました。しっかり清掃されてください。
ガスケット受け面は結構きれい。
バタフライバルブは、リビルト品がきれいな真鍮の金色だったのに対し、カーボンで真っ黒になっています。インジェクターのガソリン噴き返しなどの影響がかなりあるんだと思います。
ココの汚れが始動不良に起因しているのかなぁなんてことも思ったんですが、違ったようです。
まとめ
この辺の関係部品はまだまだ結構出てきます。
もともとGA15エンジンは大量に作られて、商用車などにも搭載されたエンジンです。
ラシーンは換えが利かないボディさえしっかりケアしていけば、部品は出るのでまだまだ乗れる車だと思います。
以上です。
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