ラシーンのホイールバランス＆窒素注入について

先日、異音がするリアメンバーの修理の際、タイヤ屋さんにホイールバランスの調整をお願いしました。

ラシーンのリア左後方からの異音　～解決編～

自分のラシーンは、100km/hを超えた辺から、ハンドルに微細な振動が発生します。

車体がゴトゴトと小刻みに震えるのです。一般的な原因として、ホイールバランス（タイヤの重量バランス）や、ホイールのアライメント（タイヤの取り付け角度）が狂っている可能性が考えられます。ちょうどいい機会だったので調整をお願いすることにしたのです。

バランス作業

このような装置を使用して、ホイールがきちんと回るかを確認することで、重量バランスが狂っていないかをチェックします。

テストしてもらった結果、リアのタイヤが25gずれていたということで、おもりを付けて調整してもらいました。

1本1000円。4本で4000円でした。タイヤを購入した時にはだいたいやってくれます。大体3年に1回もやる作業ではないので、このくらいの出費なら許容範囲です。

窒素ガスの注入

この時、窒素ガスを入れてもらいました。

封入はサービスでやってもらいました。ありがたいです。

窒素ガスについて調べてみると、

• 「漏れにくくなる」
• 「走行による熱膨張が少ない」
• 「性能が安定している」

など色んなメリットを言われます。F1や航空機のタイヤは、全て窒素が使われている。なんて情報もあります。

量産車では、GT-Rやポルシェなどが、性能を発揮させるために窒素充填が必須とされているようです。

超高速度など過酷な使用環境で、安定的に性能を発揮するためには必要なのかもしれません。

まぁラシーンでサーキットを走る予定はないのですが、入れてみてどうなるか、その変化はかなり興味が有ります。

ちなみに、こちらのキャップも付けてもらいました。

キャップが古くなっていたので、これは結構嬉しかったです。

インプレッション

走りだしてわかったのが、ラシーンが地面に吸い付くような感覚を感じ、乗り心地がワンランクアップしたような印象を受けました。

時速50km/hに到達する段階で感じる事が出来ました。

これはリアメンバーのゴムフローティングの影響もかなりあると思うのですが、走行フィールがとても安定していて、変なゴツゴツ感・ひょこひょこ感が消えていました。それでもタイヤは地面はしっかり食っている感じ。とても気持ちいいのです。

これが窒素ガスの効果なのか？それともホイールバランスとリアメンバーの修理の成果なのか？効果の切り分けは難しいです。以前より乗り心地が良くなりました。

ちなみにこれは、僕の嫁が運転しても同じことを言っていました。

ハンドルの振れは完治できず。。

それから、バランス調整を実施したにもかかわらず、110km/h位になるとハンドルが振れだす現象は再発しました。

ただ、調整前に比べて速度域が10km/h位上にシフトしました。なおかつ、発生する振れ量も若干減ったような気もします。バランス調整の効果は幾らかはあったようです。

個人的には、110km/hで巡航するようなシチュエーションは、1500ccのラシーンでは非常に少ないと考えています。

飛ばす気に成れないんです、この車に乗っていると。

ほんと不思議な程に（苦笑）　なのでこれも様子見してしばらく経過観察します。

妄想するに、サスペンションのダンパーや、その回りのブッシュのヘタリなどがハンドルのフレに影響している可能性も有るのかなぁと。

これもトラブルシュートして掘っていくと、相当に細かいところまで枝葉が分かれていきそうだと感じたので、前述の通り様子見で対応します。

まとめ

ホイールバランス＆窒素ガス注入で、かなり乗り心地が改善しました。細かい部分ですが、運転時の疲労の低下につながって良いと思います。

窒素を封入したことによる単独の効果については、時間が経ってみないとわからない部分が大きいと感じています。本当にガスが抜けにくいのか？燃費への影響はドウなのか？いろんな視点で継続観察します。

以上です。