外装のゴムをシリコンスプレーでリフレッシュしよう

 

 

 

前回の記事で、シリコンスプレーで足回りをリフレッシュするという記事をかきました。

その派生で、今回の記事はシリコンスプレーで外装のゴム部品をリフレッシュするという内容です。

 

使うのはこのワコーズのシリコンスプレー

 

前回の記事でその良さはPRしましたが、シリコン100%で石油系溶剤が未使用であることが最大の売りです。すなわちゴムを侵しません。むしろゴムに艶と潤いを与えて、寿命をのばすような効果があります。ある意味化粧品みたいな感じで捉えてもらったらいいかもしれませんね。

その効力を使って、外装のゴムのコンディションを改善させたいと思います。

 

 

●ドアのシールゴムの掃除・潤滑

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扉を開けると、内側にゴムが付いています。締めた時に気密性を上げて、雨水が入ってこないようにするためのゴムです。

 

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これ実はかなり汚れがたまりやすいところで、雨水とホコリとかがたまって泥になって堆積しています。

これがずーっとたまっていると、ドアの開け閉めで破れてしまうことが有り、ゴムの寿命を短くする原因になってしまいます。剥がすのも一苦労ですし、結構値段もするので、できれば状態がいい内にケアをしたい所。

 

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写真のようにナイロンブラシを使って、ゴムの内張りにブラシを走らせて、ごみを外に押し出しましょう。

ブラシはホームセンターに100円位で売ってるので、それを使ったほうが安くていいです。最悪使い古した歯ブラシとかでも全然OK。ただある程度大きさが有ったほうが扱いやすいです。

 

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その後、シリコンスプレーを適度に噴射します。しっかり潤滑しましょう。

液溜まりができるので、奥に奥に、上から下にと噴射していくと非常に効果的です。

 

●ウェザーストリップの清掃・潤滑

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車のドア側に、ウェザーストリップと呼ばれるゴムが付いています。このゴム、車のドアの隙間からの雨水を受け止め、雨漏りを防いでいます。機能上非常に重要なゴムです。ここはドア側のゴムの比較にならないくらい泥水が堆積します。

 

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ブラシを複数回走らせて、徹底的にごみをこそぎ落とします。ドア4枚分あるのでそこそこ大変ですが、時間をかけてしっかりキレイにしましょう。

 

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ガンガンシリコンスプレーを使います。ケチらずにガンガン使うことが肝要です。

ゴム前面にスプレーをどんどん流し込んでいきましょう。

 

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前席のドアのほうだと、Aピラー(フロントガラスを固定していて、曲がる時視界の邪魔になる梁)の方までストリッパーが続いているので、坂道を転がす感じでシリコンスプレーを流し込んでいきます。丁寧にやれば、完璧に潤滑出来るはずです。

 

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また車体側にも、ウェザーストリップの一段下に、ドアの方に付いていたようなゴムが付いています。こちらもブラシで掃除してシリコンで潤滑します。

 

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ちなみに潤滑が不足していると、こんなふうにひび割れてしまって、最悪裂けてしまいます。
このゴムはギリギリだったのでそのままにしていますが、避けてしまったら、最悪交換、暫定対策としても、ビニールテープなどで補修することに・・・。そうなる前に潤滑しておきましょう。大分寿命が伸びるはずです。

 

●その他ゴム部品の潤滑

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シリコンスプレーが余っていたら、ゴム部品というゴム部品を徹底的に潤滑していきましょう。

まずは、ドアのサイドガラスをシールしているゴム。

 

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後部座席の縦に生えているリブ。

 

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あと、写真取っていなかったので拾い画像になるのですが、
写真の黄色枠部分にあるフロントガラスを固定しているゴム。ここはしっかり潤滑しておきましょう。

この部分のゴムって、日頃から太陽の光をバンバン受ける場所。

ここがひび割れたり縮んでいなかったら、車庫保管の可能性が高い

と言われるぐらいで、中古買取り時の査定項目になっていたりします。またウインドウ・ウォッシャー液とか氷結解除剤とかのアルコール系の薬品の影響ももろに受けるため、しっかりとしたケアが必要です。

 

最悪の最悪ここから雨漏りします(1970年代以前の旧車とかは、結構ここから水が入ってきます)。

 

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 それから、樹脂部品の色復活にもシリコンスプレーは活躍します。さっと一吹きするだけで、こんなかんじに色が戻ります。

風雨にさらされると徐々に抜けてくるんですが、施工時間5秒でこの回復具合は、結構いい感じじゃないでしょうか。

 

 

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後はこの背面タイヤのユニット。ここもゴム部品とワイヤーが使われているので、シリコンスプレー潤滑が効果的です。

 

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円筒形のストッパーゴムと、ロック機構は一吹きしておくといい感じです。

ロック部分については、KURE 5-56とかラスペネとかの油脂系潤滑剤でもいいですね。この部分は汚れが溜まりやすくて動きが悪くなりがちなので、1年に1回位の潤滑をしおくことをおすすめします。

 

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運転席のステータスランプの、背面ドアが半ドア状態になっているという警告灯が頻繁に点灯する。

こういう場合は、ゴムブッシュやロック機構の潤滑をすると一発で治ったりします。自分がそうでした。

 

●まとめ

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足回り編と、今回の車体のゴム編の2回に分けて、シリコンスプレーで車体を潤滑しまくりました。

この他にも、リアハッチのゴムであったり、ボンネットを空けた時に見えるゴム、ボンネットの付け根など、ゴムというゴムを徹底的に潤滑しました。自分の場合、この2回分で420mlのシリコンスプレーを1本空にしました。惜しみなく使ったので、足回りで終わってしまうかと思ったのですが、意外と容量がありました。

 

シリコンスプレー潤滑は比較的簡単で、効果が高いDIYです。年に1回、できれば冬と夏の2回ケアしておけば、ゴムの寿命はかなり伸びて、安心してラシーンに乗り続けられると思います。

 

以上です~。

 

足回りをシリコンスプレーでリフレッシュしよう

 

 

 

 

2 件のコメント

  • 初めましてankoと申します。
    私もラシーンを入手予定で、ラシーンの情報を探していたらブログにたどり着きました。
    丁寧で分かりやすい写真と解説、センスの良いページデザインに感心しております。
    2月24日に納車予定なんですが、色は偶然にもMINORUさんと同じサンドベージューで
    グレードは1800ftです。
    納車されたら早速このシリコンスプレーを試してみようと思っています。
    今後ともブログ楽しみにしています。

    • >ankoさま
      コメントありがとうございます。

      嬉しいコメントありがとうございます。
      もうすぐラシーン納車なんですね!おめでとうございます。
      ftシリーズだとシートがモケットですね。メーターも白でしょうか。
      羨ましいですね~。

      これからもDIY関連を中心に、たくさん記事を書いていきたいと思います。
      今後共よろしくお願い致します。

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