ラシーンのスパークプラグ本体×4の交換

 

 ラシーンのプラグ交換を実施しました。

おそらくエンジン部品で、最もDIYしやすい部品です。小さな部品ですが、エンジンの点火の根本を司る大切なパーツに成ります。

 

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購入したのは、一番スタンダードなプラグ、NGKのBプラグ:BKR5EY-11です。

 

自分のラシーンはいつ交換されていたか全然分からなかったので、このタイミングで交換しました。

 

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緑字で、NGK Rの文字が刻まれています。グリーンプラグとも呼ばれています(詳細:NGKのHP)。
サイズは、対角16mmです。ネジは14mm。

 

グリーンプラグ

NGKのHPより

中心電極に90°の溝加工をして、火花が飛びやすくなっています。中心電極の外周よりでスパークするため、電極の消炎作用が少なく着火性が向上します。このため、始動、アイドル、加速時に効果を発揮します。(From NGKのHP

 

2枚目の画像の煤コケたプラグは、バイク用のプラグ。

車用のほうが一回り小さいのが意外でした。

 

 

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エンジンルームを開けて、プラグを外す準備にかかります。

外す工具はプラグレンチ。エーモンのK185 プラグレンチを使って外します。総金属製。非常に長くて、エンジンの奥深くまで刺さるレンチです。 

 

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こんな感じで中に中心を丸く繰り抜いたゴムが仕込まれていて、抜けたプラグが落っこちないような仕組みになっています。古典的な細工ですが、長年ずーっと変わらない仕組みなので、これに勝るコスパの良い手法は意外と無いのかも知れません。

 

取り外し

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キャップを上に引っ張って外します。外れにくい場合は、左右に振ると

プラグホールがむき出しになり、その中にプラグが見えるかと思います。プラグホールはかなり深いです。
この穴は、エンジン内部につながっています。ごみ、特に石や鉄くずなどが入ってしまうと、エンジンに内部に甚大な被害を及ぼすので、異物が入らないように注意が必要です。

 

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こんなかんじで差し込んで、反時計回りにプラグを回して外します。

結構なトルクが必要です。しかもこのトルクレンチ、柄が細くて金属製なので、食い込んでちょっと痛い。。すべり止め付きの軍手などをして作業したほうが手が痛くないかも。

 

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件のゴムに絡め取って、プラグを引っこ抜きました。

 

プラグの比較

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新品との比較。

どちらが旧いかは一目瞭然ですね。旧い方は、外のセラミック部分の根本が腐食して茶色になっていました。

 

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プラグホールが開きっぱなしになるといけないので、すぐに新しいプラグを装着します。

 

 

 

【重要】プラグの締付けトルク

プラグも適正な締付けトルクがあります。

エンジンという振動の発振源となるに取り付けるので、適当に締めて緩んだらエライことに成ります。

 

  • 圧縮漏れによるパワーダウン
  • プラグがプラグホールで暴れてねじ山破損→エンジンヘッド交換
  • 燃料が漏れて生ガスに引火
  • 最悪火災

ちょっと考えただけでもろくな事に成りません。プラグはしっかり締めましょう。

 

NGKのHPより

 

ラシーンに使われているネジ径Φ14mmのタイプのプラグは、新品の場合大体手締で固くなり始めてから、1/2~2/3回転したところで止めたらOKとのことです。(NGKのHPより

 

 

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これ締め付けるのは結構な力が要ります。

なぜこんな高い力が必要かというと、プラグの根本にある特殊な金属製ガスケットをプラグ本体に強制的にはめ込んで、ガスがプラグホールから漏れないようにするため。この工程を実施するために、初回は非常に高い締付けトルクを必要としています。あとさっき述べた振動対策ですね。

 

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1個締め付けたらプラグキャップをはめ込んで、次々にプラグを交換していきます。

 

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この形状のプラグキャップの場合、しっかりはめ込んだつもりでも、1枚目の画像のように微妙に隙間があいてしまう場合があります。実際はめ込みにくいんです。はめ込みが甘いと、水が入ったり点火が弱くなったりしてしまいます。

最後までカチッと押し込んで、エンジンヘッドカバーとの隙間が最小になるようにしましょう。

 

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取り外したプラグを見ると、焼け色はまぁまぁ。

小麦色、きつね色に焼けていればよし、という話もよく聞きますが、ある程度そんな感じの色になっているかなぁという感じがします。

最近のガソリンはきつね色になりにくい… とかとか色々聴くんですが、今回の記事ではそこへの深い言及はPASS.

 

 

プラグ交換後のインプレ

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 プラグ交換した後に走ったのですが、正直あまり違いがわかりませんでした。

劇的に変化されても困るんですがね(苦笑 メンテ不良ってことなんで。

 

ただ、交換した後にプレミアムRXプラグという、プラグの最高級品があるということを知りまして・・・ 

 恥ずかしながら、自分このプラグの存在を知りませんでした。

 語弊を承知でざっくり言えば、「ものすごく火花が強くなるプラグ」みたいで、安売りの店でも1本1500円します。通常プラグが1本400円位なので、4倍近い値段です。

ですが始動性が良くなったり、吹け上がりが良好になったり、トルクがアップしたという報告が多数寄せられていて、試してみたいなぁと思っているんです。もう少し早くこの情報を知っておけば…。と後悔しています。

 

次回の車検の時には、ぜひ交換してみたいプラグです。

 

以上です。

 

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