先日、自分のもう一台の愛車である3代目スイフトを売却しました。
理由は近々引っ越しをし、車2台持ちが不要になりそうだったから。
比較的低燃費なコンパクトカーで維持費はそんなに高くないものの、経済的・心理的に身軽になるためにも、思い切って売却してみようと思ったのです。
この記事では、スイフトの査定から買い取りに至るまでの経過をレポートしたいと思います。
検索をしても、ほとんど業者関連のページしかヒットせず、具体的なレポートが殆どなかったからです。
具体的な流れ
- 査定サイトへの連絡
- 交渉の事前準備
- 業者からの連絡
- 立会査定・見積もり金額の提示
- 買い取りの決断
- 車両の引き渡し
- 耳寄り情報
以上の7ステップで書いていきたいと思います。
1.査定サイトへの連絡
今回は、一括査定のサイトに登録をしてみることにしました。
使ったのはこちら。
成約したら、楽天ポイントが1500円分戻ってきます。
微々たる額ですが、ラシーンのオイル交換とか簡単なメンテナンスに使えるなぁと思ったんです。
日曜日の夜に、申込みをしました。
詳細な情報を入力し、査定会社を選び(地域によって自動選択されるみたいです)、送信ボタンを押して完了。
業者からの電話が来るまで、少しお勉強です。
2.交渉にあたっての準備
その1
今回、こちらのサイトの「買取相場表」を参考にしました。
このサイトの価格はおそらく最大値、と言うかふっかけも多いです。
距離が伸びていたり、不人気色だったり、傷が多かったりしたらここから引かれていくものと考えられます。
例えば黒・白だったら価格も高め。
あと一般的に不人気と言われている色でも、異常に販売台数が少ないと、プレミアが付くような感じで後で価格がアガるケースも有るみたいです。
一括見積をした際に出てくる、「想定価格」で確認した所、
- 3代目スイフト
- XGグレード
- 緑
- 35000km
- 純正オーディオ
- ETC
- 鉄チン
この条件で、19~45万円と出てきました。
今回に関しては、上記の買取相場表と比較してそれほど差異がなかったです。
その2
あと事前勉強したのは、この手の「下取り目安を概算する方法」を記載したサイトです。
ざっくり言うと、
- 自分の車と同条件(年式、グレード、色、走行距離、装備など)の車をカーセンサーとかGoonetで探す。
- その価格から、以下の数値を掛ける。
- 中古車販売業者のマージンとして、85%
- 買取業者のマージンとして、10~15%
- コレを4台くらい繰り返して、平均値を出す。
例えば販売価格が100万円の車だった場合、
100万円 ✕ 0.85 ✕ 0.85 = 72.25万円
となりまして、まぁ70万円出ればOKって感じでしょうか。
特に傷や過走行でもないのに、50万とか言われたら低すぎって感じですね。
ただスイフトのXG 緑色の場合、全然車両数が無いんです。
不人気色(2013年のマイナーチェンジで廃止)だったことや、同グレードで走行浅の車両が少ないことも有り、条件出しに苦労しました。出て来る金額のばらつき幅もめちゃめちゃ。
複数のサイトをはしごして、なんとか出した金額が、25~35万円。
まぁこんなもんでしょうか。
コレを目安に、交渉に臨むことにしました。
3.業者からの連絡
じゃんじゃんかかってきました(汗
ちょっと遅く起きた8時過ぎ。
スマホを見ると、すでに着信が5件入っていました。
違う番号だったり、同じ番号だったり。全部知らない番号です。
朝一から電話攻勢です。
通勤・勤務中は電話に取れないので、昼休みにロッカーで電話を受けると、不在着信が58件とか入っていて驚きました(汗
必死さが半端無い。。。。
電話の中身
電話のやり取りで聞かれたのは、車両の詳細情報。
車の種類とか走行距離とか、WEBであらかじめ連絡していたことを、改めて聞かれたりもしました(ちょっとこれは心象的にマイナス)。
結果的に、査定をしてもらう事にしたのは、
- 夜遅くまで来てくれると約束してくれた所
- 電話応対が良かったところ
この優先付で3社選びました。
後の会社は申し訳ないけれどお断り。
電話の段階ではどこも、
- 高く買い取りますよ!
- ただ車は見てみないと金額分かりませんよ!
としか言われないのでよく分からないんですわ。。
電話して調整した結果
- 水曜の夜
- 土曜の夜
- 日曜の朝(店舗に出向く)
この3回で査定してもらい、比較することにしました。
1回目:水曜の夜
まず1回目の水曜日の夜ですが、時間通りにきてもらえませんでした。
そして、予定の時刻を過ぎてから遅れる旨の電話が来る。。。
という状況だったので、その場でキャンセルしました。
こっちも事前に準備していたわけなのでね。。
2回目:土曜の夜
2社目も、担当さんからの連絡が入った段階で、
「お車について聞かせてください」
という事を言われ、車の情報をゼロからまた伝える羽目に。
「おいおい・・・」
って感じでした。
こういう業界って、コールセンターとの情報のやり取りって「オンライン&オンタイム」で進んでいると思っていたんですが、思っていたほど進んでないみたいです。こういうところ詰めれば心象よくなるよなぁ、、、とか思ったり。
結局2社目には18時過ぎに来てもらいまして、暗い中での査定になりました。
4. 立会査定・見積もり金額の提示
査定はもう完全に日が落ちた状態だったのですが、マグライトとiPhoneのカメラを使って行われました。
ちなみに洗車はタイミング的に出来なかったので、若干汚れた状態での確認です。
あ、それから、
業者さん「どのくらいで買い取ってほしいですか?」
という感じで聞かれました。定番ですね。相手に
MINORU「35万円くらいですかね」
という話をしたら、ちょっと渋い顔をされたような感じで、
業者さん「わかりました」
という返答。ちょっと高い感じか、妥当な線ついてきやがって、という印象か。ちょっと読み取れませんでした。
傷について
左のドアミラーの先端にこすり傷が有って、そこは自己申告。
それ以外数カ所、傷があったのを発見してもらいました。磨けば消えそうなレベルのものがほとんどですが、よく見つけるなぁという感じ。
どこに傷がつくのかとかご存知なのでしょう。
下手に隠そうとしても無駄な感じでした。
15分間ほどみっちり車内外を確認され、同時に車検書類と点検記録簿を確認。
ディーラー車で、半年点検と12ヶ月点検は欠かさず受けていたので、そこは評価してもらったようでした。
出てきた金額
査定してもらったのは2月下旬だったのですが、車を引き上げる日によって買取金額が変わるという条件でした。
- 3月第3週まで:35万円
- 3月最終日まで:30万円
- 4月に入る:25万円
不人気色の低グレード車両にしては、想像していた以上に高い金額提示でした。
業者さんが言うには、
- 3月期は、人事異動や会社の業務内容変更などで、軽自動車・コンパクトカーの需要が高まる
- できれば3月の早いうちだと、売りやすいので高く買える。
という背景があるようでした。
個人的には4月末の引っ越しまでスイフトを使い続けたかったのですが、1ヶ月で10万円変わるのは流石に惜しい。
ちょっと考えさせてくれ、といったその場は一旦別れることに。
業者の追撃
それから30分位したら電話がかかってきて、
- 3月末まで35万円で行ける
との連絡がありました。
その後また電話がかかってきて、
- MAX40万円まで出せる。
- 最長4月10日くらいまでなら待てるので、できれば決めて欲しい
こういう最期のひと押しが来たんですね。
・・・正直な話、ここで落ちました。
もうこの金額で言いやって思ったんです。
5.買い取りの決断
翌日の訪問査定は断りました。
まあ定石であれば、
今回もらった40万円という査定額を踏み台にして、別の会社と相見積もりをとって、更に高い金額を引き出す。
というのが普通だと思います。
ですが、今回それはしませんでした。理由はいくつか有ります。
理由1:思ったより提示額が高かった
正直、20万円くらいかなぁなんて思っていたんです。
低グレード&不人気カラーという組み合わせ。傷もちょこちょこある。
そんなに査定額伸びるわけ無いだろう、と思っていた所、予想額の2倍が提示される。
あぁ、もうコレでいいや~という気持ちになってしまったんです。
理由2:生後5ヶ月の長男
その頃の長男はまだ安定しておらず、体力があるから動くし泣くしで大変な時期でした。
休日も査定だ何だと僕が動いていたら、嫁が休まる暇が全然ありません。
できるだけ嫁が長男から離れても大丈夫な時間を作りたかったんです。
それに、これ以上粘ったとしても、3~5万円くらいしか上がらないだろうなぁという感覚も有りました。
もちろん自分の勝手な思い込みなので、もっと上がったかもしれませんが、それを絶対に取りに行くんだ!という気持ちが、あまり湧いてきませんでした。
だから、個々で踏ん切りをつけることにしたんです。
6.車両の引き渡し
この後の流れとしては、
- 業者さんに契約の連絡
- もう一度買取業者さんが家に来て、必要書類を提示。
- それに実印&サイン
- 車両引き渡し日の予約
- 印鑑証明書、税金の支払証明控え、免許証のコピーを準備
- 引き渡し日に、鍵と上記の5.の書類を渡す
こんな感じでした。
5月の税金について
これは所有権の変更が間に合わないので、僕の家に払込書が送られてくるとのこと。
それを買い取り業者さんに送ることで、代わりに払ってくれるという契約になっていました。
コレは便利。
そして引き上げの日は、
車両引き上げ業者さんが来て、書類などをチェック。
車内に忘れ物がないかを最終点検して、鍵を渡してサヨナラとなりました。
めっちゃあっさりです。
驚くほどあっさり。
業者さんが運転するスイフトの後ろ姿を見て、
「あぁもういなくなっちゃったんだ」
という感傷が急激に湧き上がってきました。
なんだかんだで好きだった車なので、悲しさは有りましたね。
ありがとうスイフト。
そして1週間ほどしてから、
買取業者さんから手続き終了の連絡とともに、
指定の口座に車のお金を振り込んだ旨を伝えてもらいました。
コレで取引終了です。
7.耳寄り情報
3月は買取価格が高い
先も述べましたが、3月、9月などの期・半期をまたぐ時期は、車の購買・流通量が増えて値段がつきやすいようです。
特に実用車である、コンパクトカーや軽自動車。
売るならその時期が狙い目です。
ディーラー車は評価が高い
ここで言うディーラー車は、定期的にディーラーに整備をしてもらっている車両を指します。
点検記録簿もしっかり記入してあるし、履歴がわかりやすいので高く売れるそうです。
色で価格は変わるけれど・・・
基本的に黒・白の人気が高い。
ただ、その車のカタログにあるイメージカラーが、赤や黄色だったりする場合は、例外的に値段が上がるものも有る。
あとは不人気色でも、絶対的な流通量が少ないので、欲しがっている人は買ってくれるかプレミアが付いたりもするらしい。
トレンドは燃費&ブレーキアシスト
ハイブリッドグレードやエネチャージなど、燃費をアシストする機能の有無で、買取価格が数十万オーダーで変わることも有るようです。
あと最近は安全志向が急速に高まり、カメラやレーダーで前車追従やブレーキアシストがついていると、買取価格がぐっとUPするとか。
例えば4年落ちのステップワゴンで、普通なら200万くらいの査定額が付いていいグレードなのに、燃費向上機能やブレーキアシスト系が全くついていないため、120万程度の売却額になってしまうものも有ったとか。
リセールバリューを考えるなら、
- ハイブリッド&その当時の最新の運転補助機能が付いている車を買う。
- 補助機能が陳腐化する前に売って乗り換え
というのが、一番Smartなのかもしれません。
まとめ
以上、こんな感じで買い取りの流れを書きました。
スイフトオーナーの方、参考になれば幸いです。
あと、4月末まで車がないと困る状況なのですが、
今どうやってそれを乗り切っているかというのを、別の記事で書きます。
↑再度、今回利用したサイト
以上です。
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