N-BOXにのってみた。

今回は現行車のお話です。

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会社の社用車のN-BOXに乗って移動する機会がありました。あまり軽自動車に乗る機械がない僕としては、かなり衝撃的な体験だったので記事にすることにしました。

 

●1.とにかく室内が広い。

天井が高く、フロントウィンドウまでの距離が足んよりも全然あるので ものすごい開放感を感じられました。ラシーンも見た目よりも「広い感」を感じる車なのですが、N-BOXのそれはクラスが違う印象を受けました。見切りも良いし、窓が大きいので死角も少なそう。

 

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大きな荷物を運ぶ用事だったんですが、リアハッチと後部座席の足元に余裕で収まりました。足元も荷室も広い。何だこの広さ。ミニバン並みです。室内高さが140cmもあるみたいなので、子供は余裕で立てるはずです。

 

 

●2.意外と乗り心地が良い

動き出しで感じられる車体剛性。車名の通り強固な箱のような印象を受けました。軽自動車はふにゃふにゃなイメージが有るのですが、ハンドリングもまぁ悪くない。

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乗り心地は、運転席だけで見ると割りと良かったです。ベンチシートだけど、ファブリックの質感もよくて、すわり心地も見た目以上によい。

ただ左の肘あてを倒すと、気持ち窮屈に感じます。あと足元が狭いです。特に左足。いまひとつ、ここだ!という置き場がないんです。センターコンソールが大きいのが影響しているのかもしれません。この辺は軽自動車っぽさを感じました。

 

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日常的な速度では過度なロールも少なく、背が高いのに地に足がついている感じがしてGoodです。

ちなみに先日乗った最終型のライフが、車体とサスペンションが腐っているのかと思うほどに、フワンフワンと左右に激しくロールのり味でした。「車酔いを誘発する」ような感じ。個人的にはロールさせないような固めの乗り味のほうが、シャキッとして好感がもてます。

 

あと高い速度レンジで高速コーナーを曲がると、やっぱりアンダーが出ました(汗 ラシーンは、まだ地面との接地感を残しながら曲がっていきます。日常域では結構頑張る印象があるので、結構走れるホンダ車なのかな?とか思ったのですが、まぁ飛ばし過ぎは禁物ですね。

固めの足ですが、適度な衝撃を持ちながらコブや段差をいなしてくれます。多少コツコツするものの、視線の移動は少なめでいい感じです。僕は好きです。ただ後席に乗るとどう感じるかは分かりませんが・・・。

 

 

 

●3.速い(想像以上に)

60馬力そこそこなのに、出足の加速はラシーンのそれより速さを体感しました。
ちなみに、「体感できる」という事は、「少なくとも10~20%は差異が有る」という話を聞いたことがあります。つまり加速は20%近くラシーンよりも力強い。車重は1000kgくらいはあるにもかかわらず、低回転からグワっと引っ張っていく感覚が得られる軽自動車。コレはすごいことです。

法定速度の20%増しくらいまでは良い加速ですが、そこから上は伸びなさそう。ただそのレンジまでの加速に限って言えば、現代的なBセグのコンパクトカー並みか+αと言っても遜色ないほどでした。

(ちなみに、1世代前のステップワゴンに乗っている先輩の声では、「出だしだけで言えば、ステップよりも加速が鋭い」とのことでした。)

 

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最高馬力は43kW(58PS)/7300rpm、最大トルクは65Nm(6.5kgm)/3500rpm。少しアクセルを踏んで加速させると3000回転程度までタコメーターが動くので、日常的に使うレンジで最大トルクが出るようになっています。なおかつ、CVTの制御も極力この回転数を外さないように、細かく制御し続けているような走行フィールでした。

とあるブログにて、このエンジンは徹底的に低速トルクを太らせる事を主眼に設計されていて、高回転側のチューニングの代がほぼ無いほどだ、と書かれていました。トルク出させて、室内空間確保のためにエンジン自体も小さく軽くして・・・となると色々盛り込んだギリギリの着地点に落とし込んだ、ということでしょうか。

 

●4.装備も充実うれしいな

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この車クルーズコントロールがついていました。
生まれて初めてのクルコン体験。これが試してみると 本当に便利です。

クルーズボタンを押してクルコンをスタンバイさせ、アクセルで狙った速度に調整し、セットを押したらクルーズコントロールがスタート。少しだけ回転数が下がり、一定速度で電車のように車が進みます。アクセルを踏み込むと加速するものの、アクセルを離したら自動的にセットした速度に戻ります。ブレーキを踏んだらクルコン解除。

慣れるまではちょっとした恐怖感がありますが、感覚を掴めばこっちモノも。ただただまっすぐ足を床に置いて置けるので、これほど便利な物はないです。

あと指先の+-ボタンで設定値の微調整ができるので、長いバイパスや高速道路などをずーっと一定速度で走るシチュエーションなどは、一度使い始めたら病みつきになりそうです。足首やふくらはぎの疲れ知らずでイージーライド。 もちろんブレーキはちゃんと踏めるようにしておかないといけないんだけど(汗

 

 

●まとめ

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普段使いだけに行ってしまえば、本当に良く出来ている車だと感じました。「踏めば走る」を十分満足して、力強い走りとパッケージングを両立したスーパーコンパクトカーでした。

発表された当初は、

「こんなダサい車売れるわけがない」

なんて思っていたのですが、乗ってみたら目から鱗が落ちました。この乗り味なら、1.3リッタークラスのBセグコンパクトを買おうと思っていた人が、余裕でダウンサイジングする候補に上がりそうです。軽No.1の売上もあながち嘘じゃないかもと感じました。車見る目が無いです。。

 

 

ただ細かいところの今ひとつ甘いという声も聞こえ、雨漏りがあったり、塗装が薄くて錆びやすいという話も耳にします。DCTやエアバッグのリコールもそうですが、昨今ホンダさんは品質系の問題が多いです。

ただ先述の通り普段使いでは良い車であることは間違いありません。新車・中古車でこの車を選ぶなら、その辺の情報も仕入れてじっくりと選ぶことをおすすめします。

 

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まぁ変わった車をご希望の方は、ラシーンがおすすめです(笑)

 

 

以上です。    

2 件のコメント

    • こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      最初はタダのトールワゴンだと思っていたんですが、以外なほどに使い勝手が良くて驚かされました。
      結構走っているので、個性とか希少性はラシーンの方に軍配が上がるかと思っています。
      これからもご覧になっていただければ嬉しいです。
      よろしくお願いします。

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