ラシーンのリアタイヤカバーの交換

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僕が購入したラシーンには、青緑系で「RASHEEN」と書かれたデザインのタイヤカバーが取り付けられていました。

状態はお世辞にも良くなく、日焼けして表面はカサカサ・ほつれが目立っていました。

タイヤカバーは、ラシーンのリアビューの印象を大きく左右するパーツです。

ここのお色直しはしたいな~、と常々思っていました。

 

ラシーン専門店「チャチャイ・モトクロージング」ウェブストア

今回は、チャチャイモトクロージングさんという、大阪のラシーン専門店さんに協力を依頼しました。

WEBショップで販売されている、ラシーンのタイヤカバーを注文することにしたのです。

 

 

嬉しいセミオーダーシステム

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購入方法はかなり独特です。

既成の何パターンかある色の組合せからチョイスするのではなく、まずカラーサンプルが送られてきました。実際の商品で使う生地と全く同じもので、50色以上ありました。この中から、背面・側面・パイピングの3部分の色を選ぶ、セミオーダーシステムを採用されていました。

 

色選びは、正直かなり難航します。どれを選んでいいかまったく分からないのです。

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僕はシダーグリーンのラシーンが大好きで、せめてタイヤカバーだけでも…という思いがあり、どうしても「濃い緑色」をベースにしたいと考えていました。ですので、緑を基準色に設定しました。

 

その他の色に関しては、嫁さんが持っていた「カラーコーディーネートの本」を参考にしました。

3つの色でテーマを表現する、という色の三原色の考え方を使いました。 濃い緑色と、ラシーンのサンドベージュを取り合わせると、基本的に土色、アースカラーという雰囲気になります。

 

 

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個人的にラシーンには、アースカラーに都会的なフレーバーを持たせようと考えていました。

そこで、カバーの側面をグレー系のベージュ。これはビルやアスファルトを意味します。そして木の幹を意味する「黒に近いこげ茶色」をパイピングにチョイスしました。

 カラーサンプルと記入したオーダーシート返送。そして3週間ほど経過した頃に、タイヤカバーが到着しました。

 

 

出来上がりの確認

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これが完成品です。非常に丁寧なつくりでした。

 

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新しい合皮を使ってあるため柔らかく、縫い目も丁寧です。非常に発色も良いです。

早速取り付けましょう。

 

取り付け開始

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もともと付いていたカバーを取り外します。

 下手したら一生取りはずされる事が無いカバーです。加えて室外で風雨に紫外線をもろに浴びる部分なので、合成皮革・樹脂に対しては非常に過酷な環境です。

 

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予想通り、紐をしばってアオリを止める為のホルダーは、加水分解してボロボロになっていました。

力を入れたら割れてしまいそうです。

 

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多少強引に、無理やり引っ張って紐が緩む状態まで持っていきました。

 

 

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かさかさになって、若干硬化気味のカバーを、頑張って引っ張りながら剥がします。

 

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カバーの裏はカビだらけでした。予想していたよりも、はるかにひどい状態でした。

かなり日焼けによる変色も進行ししていて、漂白などをしても再利用は厳しい状態かと思います。

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もったいないですが廃棄処分です。今までご苦労様でした。

 

 

恐怖・ひび割れスペアタイヤ

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もっと残念だったのは、スペアタイヤ(テンパータイヤ)がヒビだらけだったこと。

 

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サイドウォールがこの通り。悪魔の爪あとがびっしりです。

・・・これ非常時に使えるものなのか?? はなはだ疑問です。

通常のタイヤの数倍の高圧を印加して放置されているわけなので、そりゃヒビくらい割れるでしょう。
それに昔走っていたであろう日光は寒いし。ゴムにとっては非常に過酷な環境だったであろうことは、想像に難くありません。

 

テンパータイヤが売っていない

 ふと気づいたのが、買い換えようにも購入ルートが分かりません。

Amazonでキーワードを打ち込んでも、一つもヒットしないのです。楽天オークションやヤフオクで見つけて、中古車業者などが幾らか取り扱っているくらい。

 少し調べたところによりますと、テンパータイヤってどうやら一般的には市場流通していない代物のようです。

買うには純正部品として取り寄せしなければなりません。もしくは解体屋さんなどで、廃車された車から取り外すなどしか手はないもようです。

 

 ・・・こいつは想定外の厄介さです。

 まぁクダを巻いていても仕様がありません。

 

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ささっとタイヤ・ホイールの表面をタオルで拭いて綺麗にします。

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多少錆びていますが、直接的な昨日には影響しないでしょう。

ここからカバーを被せます。

 

 

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広げてタイヤに引っ掛けて

 

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外側にテンションをかけながら取り付けます。

 

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 若干突っ張った感じがしたのですが、さすがはラシーンのタイヤに専用設計されたカバー。

張りを整えたら、バッチリと収まりました。

 

着用インプレ

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このような形で取り付けられました。

以前のボロボロのものとは違い、フレッシュな印象を受けます。車が新しくなったようです。この感じになれただけでも、やったかいが有るなぁと感じました。

 

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思ったよりもサイドのグレーが、ほとんどベージュに近い感じでした。

車体の色とほぼ同化してしまっています。もう少しはっきりとグレーだったら、色のコントラストが付いて面白くなったかもなぁなんて思っています。まあ悪くはない感じですね。結構主張が激しいカバーに成りました。

駐車場で置いていても、遠くからこのカバーが見えたらひと目で自分の車がわかります。

 

タイヤを固定するステーの色あせが目立つので、これを黒に塗ればよりメリハリが付くかもなぁと思いました。時間を見つけてやってみたいともいます。

 

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今回は以上です。

 

 

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