ラシーンを購入してから、800kmくらい走った後で、オイル交換を実施しました。
車検を通してもらったときに新品オイルを入れてもらったのですが、銘柄見たら廉価版オイルでした。
10W-30という粘度だけあわせてもらっただけです。
車検を通すまでまで入っていた、半年以上放置されたオイルに比べたら「はるかにマシ」だと思うのですが、車検用オイルと割り切っていて、長く乗るつもりはありませんでした。
短期使用を前提とし、あくまで放置期間のススを落とすため、若干意味合いが違うかもしれませんが、フラッシングオイル的な用途として使うと決めていたのです。
今回通勤などをメインとして800kmほど走り、まぁまぁ汚れも落ちただろうと思い、本命のエンジンオイルに交換をしました。
●オイルの選定
今回入れたオイルは、MOTUL 4100 10w-40です。
2輪4輪問わず、業界ではかなりのネームバリューがある、フランスのオイルメーカー MOTUL(モチュール)社の製品です。
ドイツ製、フランス製のヨーロッパ車の一部メーカーで、純正指定されているオイルです。
現在の日本車は、とにかく燃費至上。
エンジンオイルも低フリクションを追求して、5w-25とか0w-20といったサラサラのものが主流です。
この流れ、燃費が良ければ耐久性はある程度犠牲にしてもよい、というような考えも透けて見えるような気がして、個人的には余りいい気がしないんですよね。。
ラシーンは20年近く前の設計の車両で、当時は今のような過剰とも言える低燃費を追求した作りになっていなかったようです。
純正指定のエンジンオイルも、SE級の10w-30が純正グレード。今の水準で見たらかなり固めのオイルといえます。日産純正のオイルも、ほとんど0W-20を推奨していて、固めのオイルはあまり力を入れていないようでした。有ってもディーゼル兼用とか。
幾らか固めのオイルで、いいものないかなぁと調べていたんです。
そんなオイルについて調べていたとき、パオ・フィガロ・ラシーン専門店の大阪スピードウェルさんが、MOTUL 4100を推奨して使われているのを知りました。
粘度は純正よりも少し高めの10w-40。この粘度でも、比較的に低温始動性に優れているという実績があるそうです。
多少燃費が悪くなる可能性がありますが、燃費を稼ぐよりも、壊れることに対する予防的な意味合いを重視したセレクション。エンジンを痛めるよりははるかにましです。
添加剤も入れます。
それから今回の交換で、この添加剤も入れています。
ルブロス(HP)のプロメディックというオイル添加剤です。
この添加剤を知ったきっかけ
自分が良く拝見している「まめしばファクトリー」という、バイク業界の「スーパープライベーター」さんのサイトがあります。何でも自分でTRYして、ついにはエンジン周りや吸気系の部品、サスペンション・エンジンオイルまで共同開発してしまった人です。
そんなサイトでお勧めしていたのが、このプロメディックでした。過走行などで経年劣化し、老朽化してしまったエンジンを、オーバーホールせずに薬品添加である程度よみがえらせる、という類の添加剤です。
最初はまめしばさんも、添加剤関連は非常に毛嫌いされていた節があるようでした。
「添加剤はまやかしだ」
「基本的に劣化した機械は、分解整備し無ければならない」
これがまめしばさんの考え。
ですが、ある時この商品を薦められて効果の程に衝撃を受けられ、遂には、「世の中には、本当に効果がある添加剤も存在するのだ」という、主張を転向させてしまった商品です。
自分の添加剤に関する考え方
正直自分もオイルい限らず添加剤のたぐいは基本的には懐疑的で、
薬剤を混ぜてもそんなに効果ってあるんだろうか?
自動車メーカーはもっとすごい技術で製品開発しているはずだ。
なんてことを考えていたんですね。
ただ色々経験積んで勉強していくに連れて、原理的に間違っていなくて、効果があるものも中にはある、という風に考えが変わってきたところでした。ちゃんとテストしている商品もあるし、自動車メーカーが技術として知っている部分も、ある意味限定的な側面も有ります。
だからこの手の商品も、一概に全部馬鹿にはできないだろう、という考えに鳴ったのです。
このプロメディックも、元々車用として開発されていたらしく、自動車のエンジンオーバーホール期間を延ばす添加剤として、安定した評価あった商品だそうです。小排気量のバイクでも一定の効果を感じられたので、定評のある車ならもっと効果を感じやすいのではないか?との思いもあり、ラシーンにも入れてみることにしたのです。
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