このラシーン、納車時にマフラーを自分で整備しております。
中間パイプのフランジが破損していまして、それを強力なパテで埋めて、修理していました。
実はこの後、もう1回壊れていたんです。それが去年の11月。
車検を通して、第1回モーニングドライブが終わった後です。
破損の状況
正にモーニングドライブから家への帰り道、2車線のバイパスを走っている時に
ボエエエエエエ
という野太い音がし出したんですね。
ふと右車線を見ると、マセラティのギブリが走っていました。
かっこいいなぁ
やっぱりマセラティは音が違うなぁ
そう思って併走していたんですよ。
その後、ギブリが右折していなくなっても、ボエエエエエという音が鳴り響いていました。。若干耳障りな雑音が混ざり、どうも後席付近が音源っぽい。
なんだ、自分の音かよ、ラシーン。。
確認
帰宅後すぐにジャッキアップして確認すると、
前回補修したパテ部分の根元からクラックが入っていまして、
外したらこの通り。
フランジが破断していました。
前回修理した時は、フランジの溶接部はおよそ6割残っていました。
そこを足掛かりにして、周りを超高性能パテGM-8300で埋めて固定していました。ただ残った箇所に応力が集中し、破断してしまったようでした。
あくまでも応急処置とはいえ、2年も持ったので上出来かもしれません。
対応策
さてどうするかとちょっとだけ悩みまして、
・・・・もう1回補修、やれなくは無いのではないか?
という思いが強くなりました。
むしろやりたいw
なので再度パテを使って自分で修理をすることにしたんです。
冬になろうかと言う比較的寒い時期、ラシーンをリフトアップして作業しました。
作業開始
フランジを取り外し、綺麗に磨き、
GM-8300を使って肉盛してアルミ缶のガイドを作り、
ダッジオーブンで焼成
出来上がったフランジをパイプに装着し、
GM-8300を塗って、布団乾燥機を使って高温ベーク。
ざっくり文字にするとこんなもんですが、自分の技術ともてる知恵を総動員した大手術でした。
とりあえず元に戻り、静かなラシーンが復活です。
4か月で異音が
まぁ静寂が続いたのもおよそ4か月でした。
3月くらいになるとだんだん排気音が気になりだして…
フランジ部分から排気漏れしているのがわかりました。
漏れ箇所が特定できたので、再度パテを上塗りして対応した2日後。
また別の個所から排気漏れ。
完全に流路ができていました。こりゃだめだ。
もうこうなるとお手上げなので、整備工場に持ち込みです。
知る人ぞ知る工場
そしてラシーンを、会社の先輩に教えてもらった整備工場に連れて行きました。
↑イメージ画像
言い方悪いですがおんぼろで、
老夫婦が経営。
HP無し。基本FAXでやり取り。
異常に年季の入った工具箱・リフト・コンプレッサー。
事務所にはとんでもなく大きな神棚が奥にあり、
数脚並んだ机には、伝票が挟まったキングファイルが山積み。
お金の計算はそろばん。
すげぇ工場だな・・・・
ここだけ時代が20年は止まっている。
恐怖と畏敬の念が両方同時にやってきました。
実はここ知る人ぞ知る老舗の整備工場。
某企業のお抱えに近く、どんなものでも直し、絶対に車検を通すと評判なのです。(いろいろあって場所はお伝えできません)
その実、多数の車が並んでいまして、、
現行のハイブリッドカーがあるかと思えば、
360cc時代の軽自動車が奥で順番待ちをしていました。
ものすごい違和感(苦笑
整備完了
ちょっととっつきにくいところがあったものの、
整備は素晴らしい腕前。
部品が届いたら、1日でばっちり中間マフラーを整備してくれました。
コレを購入してもらいました。
価格も非常に安価。しっかりお話をしたら引き取り時間など細かい融通も付けてくれました。
まとめ
ディーラーも腕や対応がピンきりなので、こういった工場に出会えたのはとても幸せです。
定期的にお付き合いをして、ラシーンを良い状態でキープしていきたいと思います。
以上です。
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