2014年の12月頭の話になるのですが、スタッドレスタイヤに交換しました。
職場のルールで、12月中旬から3月末日まで、通勤車両はスタッドレス着用が義務化されています。
宇都宮市は、北西は那須日光連山、東は茨城の八溝山系に囲まれています。
湿った空気は1200m級の山々でSTOPしてしまい、町には雪が殆ど降りません。その代わり冷たい北風が吹き込みます。
通行に支障をきたすような大雪・路面凍結が発生するのは、せいぜい年に2~3回程度。
そのためにスタッドレスを準備するのはもったいない気もします。
ただもし見舞われてしまったら、一発で通勤不可、最悪人を怪我させる最悪事象をおこしてしまいます。
なので、着せ替え感覚でタイヤ交換を楽しんでいます。
そういう余裕をかませるのは、
タイヤがホイールセットで安かったから。
↑普通は大体コレくらいします。
新品でもホイール込みで大体5万円程度。
たまたまヤフオクで見つけたこの中古スタッドレスは、なんと送料込みで15000円でした。
激安スタッドレスがコレだ!
ダンロップのDSX2の2012年製造。
ヤフオクで購入したものです。この時点で3年落ちです。
※最終的に7年間使用しました。
ラシーンは185/65R14という高扁平のサイズ。
スズキのエリオで使われていたもので、スイフトと以前乗っていたアヴァンシアで、何度か雪道を走っても問題なかったタイヤです。
ホイールのデザインも無難なデザイン。そこそこのレベルの銘柄でこの値段は、まさにバーゲンセールでした。
コンパクトカーでも、15インチ16インチが当たり前になっている2015年。
14インチの幅広・高扁平タイヤなど、時代のトレンドから外れまくっています。
あまり使われないサイズは、ヤフオクを注意深くチェックしていたら、結構な掘り出し物に出会える場合が多いです。
手順1:タイヤカバーを外す
早速交換します。
まずタイヤカバーを外します。外れにくい場合は、タオルなどを通して引っ張りましょう。
足回りが黒いと、だいぶワイルドな印象になります。コレはこれでありですね。
傷つき塗装がはがれて、ぼろぼろになっている残念なタイヤカバー。
再塗装するか別のものを買うか、色々検討中ですが、とりあえずは倉庫に保管です。
ラシーンの純正鉄チンホイールは黒い色。タイヤカバー外しただけで、かなりイメージが変わります。
ホイールが黒くなるだけで、ワイルドというか、無骨な印象を受けます。
鉄ホイールのデザインが個人的に大好きなので、ホイールを戻すときは、鉄ホイールむき出しにしてもいいかなと思います。
手順2:ナットを外す
その次は、外すタイヤのナットを緩めます。
ジャッキアップした後よりも、地面にタイヤが設置している状態の方が回しやすいです。
クロスレンチでナットを緩めます。
全部外してしまわずに、多少緩んだらOKです。
ナットをある程度緩めたら、油圧ジャッキを使って、車両を持ち上げます。
手順3:ジャッキアップする
純正のジャッキが車両に付いていますが、友達から借りた油圧ジャッキが便利すぎるので、いつも貸してもらっています。
2×4の角材を使っているのは、ジャッキがローダウン用なのでカサを増すため。
非常に頑丈なので、繰り返し使えます。
ジャッキアップするポイントは、車両の下の車両の下にある切り欠きがある所。
ここにジャッキを当てて持ち上げます。それ以外の部分だ車体の溶接部が本当に曲がってしまうので、気をつけましょう。
ちなみに自分のラシーン、底の部分が錆ていて、塗装が剥げていました。根が深そう…。
これはなんとか修理したいと思います。外気温が低いから、ある程度暖かくなってからかなぁ。
手順4:タイヤを外す
ナットを全部外してタイヤを外します。
そこそこ重いので、外すときには注意が必要です。
手順5:タイヤを交換する
スタッドレスタイヤに交換しましょう。
アルミホイールは、鉄ホイールよりも若干軽い気がしました。
ちなみにスイフトの場合、純正の鉄ホイールでもアルミより軽い気もする程の軽量化がされています。
おそらく、薄くて強度のある鉄、鍛造の抜き方などをされているんだと思います。
現行車の品質要求はハンパナイです。
日産用のホイールナット。
ヤフオクで買った品が付属していなかったので、カー用品店で購入しました。
注意点としては、日産車はネジピッチが1.25です。
またホイールの座面が「テーパー形状」のものと、「球面」「段付き」のものがあります。
自分のは日産・スズキ・マツダの車両はテーパータイプです。ホンダが球面、トヨタが段つきです。
適切なものを選択しないと、取付不可能になります。
★ここのサイトがめちゃくちゃ勉強になりました。
手順6:ナット締め付け
ナットを組み付けます。
取り付け前は、ねじ山をブレーキクリーナーなどでさっと洗浄しておきましょう。
ここで問題になるのが締付トルク。どのくらいの力で締め付ければいいか、です。
一般的なナットサイズのM12の場合は、110〜120N・m (11〜12kgf・m)です。数学的には、1mの棒の端に11~12kgを引っ掛けたくらいの力。
誤解を恐れず ざっくり言えば、手でナットを締めていって、
締め付けられなくなった時点から、45~90度締め込む
と、大雑把にこのくらいのトルクになります。
可能であれば、一度トルクレンチで計測してみる事をお勧めします。
多分、DIYでタイヤ交換されている方の多くはオーバートルクです。締めすぎ。
こんな強さでいいの?と驚かれる方が多いと思います。トルクが低いと緩むだけですが、締めすぎると最悪ネジが折れたり、ホイールが破損します。
ですので一度経験するという意味で、トルクレンチ使ってみて欲しいんです。上記のタイプだったら3000円くらいで買えます。数値の正確性云々よりも、締めすぎない事のほうがはるかに重要です。
それに工具箱に1本持っていると、ちょっとした「できるやつ」アピールも出来るかと思います。
ナットを締め付けたらジャッキから下ろし、残りの3つのタイヤを交換します。
作業完了
交換が完了しました。
思った以上にイメージが変わりました。何かこう、無難というか清潔な印象です。個性は薄くなったけど、コレはこれでまぁ悪くないかと思っています。
空気を入れるのを忘れずに
その後、タイヤの空気圧を220kPaG(2.2気圧)いれて、完成です。スタッドレスタイヤに交換した後は、必ず空気を入れましょう。
一度100kPaG(1気圧)くらいまで低下した状態のスタッドレスタイで走ったことが有りますが、まっすぐ走らないは乗り心地最悪だわ、パンク寸前になるわで、ホントひどい思いをしました。
必ず空気は規定値入れましょう。
春になってホイールを戻した時、鉄ホイールをつかったイメージチェンジもしたいなぁ。
等と考えています。気が向いたらその辺も記事にしてUPします。
以上です。
コメントを残す