前回の記事で、ラシーンの一般道での乗り味について記載しました。
今回は、高速道路での走行について記載します。
●高速道路での走行
意外と普通に走ります。
100~120km/h巡航までだと、エンジンは3000rpmくらいで落ち着き、快適にこなせることが分かりました。
正直びっくりしました。
姿勢も安定しています。真四角な形のくせに、横風を受けても意外と踏ん張ります。
これは4WDだからでしょうか? 雑なレーンチェンジをしても、タイヤは路面をしっかり噛みます。
足回りのストローク量が、ある程度余裕があるからではないかと思います。夏タイヤだともっと安定するかも。
四角い外観ですが、全高が高くないためか、横風の影響もさほど受けなかったの印象的でした。
それと、高速巡航していると、燃料メーターが殆ど動きません。
走行中の燃費は、リッター15km/lくらいになるんじゃないでしょうか?
おそらく4速のギア比が0.667とかなりローギアードになっていて、もっぱら高速巡航用のセッティングになっているからだと思います。極論を言ってしまえば、一般道は3速メインで走って、4速は60km/h以上の巡航、とくに高速道路で使う。という割り切った設計になっているのではないかと感じました。非力なエンジンで広い速度域をカバーするためには、当時のAT設計ではある程度の割り切りが必要だったのかもしれません。
宇都宮上三川から佐野までの40km程度往復した限りでは、比較的空いた道路状況だったことを差し引いても、予想外に快適に走れました。市街地走行では、なかなか思うときに入ってくれないこともある、巡航ギアである4速。これの本領発揮といったところでしょうか。
●注意点
ただ非力なエンジンなので、高速に乗った直後で、高速道路の巡航速度まで持っていくのに時間がかかります。
合流や追い抜きの際は、安全に余裕を持って加速できるよう、周辺への注意が必要です。
あと古い車の宿命で、風切り音はそこそこします。
バーーー、ビーーー、 というあまり心地よくない音が車内に響きます。
慣れるまではちょっと心がざわざわします。が、こんなもんだと割り切れれば、どうという事はないです。
聞いたところに依ると、風切り音防止テープを貼ると、多少改善されるそうです。
厳密には道交法違反ですが、無理に追い越そうとして130km/h以上で走ろうとすると、3速に入ってエンジンが4000rpm以上で固定されてしまい、不快というか不安になります。おいおい大丈夫かよ・・・っていう不安感がむくむくと湧いてくるのです。あまり無理させちゃいけません。
100km/h巡航を基本として、追い越す際、瞬発的に加速する。
という走り方をすれば、結構快適な「高速道路クルーズ」が楽しめると思います。
「高速道路大丈夫かな?」と思っている方がいらっしゃったら、一応1500ccなんで、という言葉を送りたいです。
スピードに乗るまでは時間がかかりますが、巡航は何とかなる車ですよ。
楽しく走れると思います。
以上です。
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