ラシーンの内装について、写真を交えて書いていきたいと思います。
●運転席側のドア
ラシーンのドアグリップです。グリップは金属製です。
このドアのグリップはクラシカルな珍しい形状をしています。ドアをレバーのように引くのではなく、グリップの中のボタンのようなレバーを引くとドアが開きます。
初めて見た時は、なんか使いにくそうだなぁ感じたのですが、触ってみたら全く問題なし。使いにくさ皆無。よく出来ています。
爪傷で、ドアポケットの奥の面が汚れているので、ここはワックスとか研磨剤とかでキレイにしたいですね。
ドアを開くとこんなかんじ。比較的開口は広いです。
●運転席のシート
ファブリック地のシートです。現代の車両のようなしっとりして目が非常に細かいシートとは違い、ざっくりとした風合いのシート。昔の車を感じさせるパーツの一つです。色はベージュがベースで、赤や青の糸が幾何学模様的に編み込まれています。カラーリングがヨーロッパ車両を感じさせる面白さが有ります。
このラシーンのシートですが、細かなグレードや年式、スペシャルモデルなどのラインナップ毎にいろんなカラーやパターンが設定され、多種多様を極めています
シートのサイズはさほど大きくなく、際立ったホールド感も特に有りませんが、思っていた以上に乗り心地良いシートです。
SUV的な外観とは打って変わって、セダンベースの為か、さほどアイポイントは高く有りません。初めて座ってみたら「低いなぁ」と感じたのを覚えています。最近のコンパクトカーなどに乗り慣れている方、特にそう感じると思います。
シートの調整機構は、背もたれを倒すレバー。半月状の珍しい形。
横に飛び出しているような形ではなく、埋め込んでラインの一部になっています。
あまり主張を感じませんが、使い勝手は悪くない。この辺にもデザイン的に相当こだわって作られて居る車両だなぁと感じます。
手動のシートリフターが付いていました。
くるくる回すことで、運転席の高さが変わります。
左の写真が一番下で、右の写真が一番高くまで上げた状態。
最近の車両のように、シートのイス部分が全体的に上がっていくわけではなく、後ろの部分を支点にして前方部分だけが立ち上がるような構造です。使い勝手はさほどよく有りません。。
いつも一番下まで下げて使っています。
シートの前後移動の際は、シート下の右側についてる、L字型のレバーを操作します。
上に上げるとシートがフリーと成り、前後に動かすことができます。
ここまでシートが前進します。
ぶっちゃけここまで動かすと足元狭すぎて乗れませんけどね。
●運転席の足元
足元のフロアマットは日産純正品です。ザ・カーペットという感じの生地です。
15年も使っていたらボロボロになっているだろうなぁと思っていたのですが、結構きれいな状態で残っていたので嬉しいです。
社外というか、専門店さんが作っているフロアマットが非常にハイクオリティでおしゃれなので、汚れたり見るに耐えない状態になってしまったら、購入を検討しています。
ATなのでペダルは2つ。
左足の置き場所として、小さなパッドが有ります。
ダッシュボードの右側下に小さなパネルが有り、そこにヒューズボックスが有ります。
ETCとかの電源を取るときには、ここから専用のヒューズに交換すると楽です。
エンジンルームのフードを開ける為のレバーは、先ほどのヒューズボックスの下にあります。
よほど整備をやる人以外はあまり使わないレバーだとは思うのですが、いざというときのため、どこにあるかは覚えておいたほうがいいです。
ガソリンタンクのキャップを開けるためのレバー。シートの右下に有ります。
ちょっと奥まっているところにあります。
●運転席側のドア
運転席側のドアです。
最大で70~80度くらい開きます。思った以上にガバっと開くドアです。
ちなみに締めた時の音は、バインッ!という高音成分が響く感じの音。僕はあんまり気にならないんですが、安っぽく感じる人もいるかもなぁと思いました。ちなみにデッドニングすると、スピーカーの音も良くなりドアを閉めた時の音も良くなるみたいですね。
スイッチ類です。
全席パワーウインドウ。窓の開け閉めをコントロールするロックボタンと、集中ドアロックボタンが付いています。90年代初頭の最新装備です。
内側のドアレバー。これといって特徴のないデザインですが、するっと指が入ってレバーをホールドできます。
ドアロックの収まり具合が個人的に好きです。ぴょこんと上下に飛び出るプッシュボタン式よりも、こういうデザインのほうが好みです。
さて、問題のドアのボックスです。
非常に小さいです。ジュースなどは全く入りません。とにかく狭く、薄く、奥行きもない。どういうものを入れると想定されていたんでしょうか?
財布すらこの通り。
横にしたらぴったりなのですが、今度はやたらと取り出しにくいという。。
とりあえず自分は、室内拭き上げようのマイクロファイバーのクロスを1枚折りたたんで入れています。
本当にぞうきんくらいしか入らないんです。メーカーの想定もそんなものなのでしょうか?最近の車の便利さに慣れすぎてしまってよくないですね。
●助手席側
最後に助手席側です。
こちらのシートには、シートリフターが装着されていません。
助手席側は足元が意外に広く、シートを後ろに下げたらかなり余裕を持って座ることができます。嫁のYさんにも好評です。
足元には、必須装備の発煙筒。エアコンダクトの下にはグローブボックスが付いています。普段は車検証入れとして使っています。
インパネ
インパネはシャンパングレーのような品のいい色です。
ラシーンは後期型から、運転席のみならず助手席もSRSエアバッグが標準装備になりました。この弁当箱のようなスペースが外れて、エアバッグが飛び出してきます。 使いたくない装備ですが、いざというときには安心です。
サンバイザー
それからサンバイザー。
運転席側は収納した状態で使えるカード・パーキングチケットなどを入れるポケットが付いています。開いても何もなし。
助手席側は先述のポケットがない代わりに、小鏡が付いています。
普段はマジックテープで固定されていて、使う時は手で開きます。指で押さえていないと勝手に閉じてしまうのが難点。ライトもないので、夜は今ひとつ使い勝手が悪いです。
まとめ
以上、運転席のドアとシートを中心にまとめました。
次回は、インパネやハンドルなどの、操作系を中心に紹介します。
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