ラシーンのオーディオ交換をするために、車体と同じくヤフオクで、カロッツェリアのDEP-630を購入しました。
2015年時点でもかなり旧式になっていた製品です。
ファイル名の日本語表示ができるところが気に入りました。
今回この製品を、ラシーンに取り付けます。
古い車はダッシュボード周りの構造も非常にシンプルだったので、取り付けは比較的簡単でした。
今回の記事はオーディオ交換の基本的なところを中心に記載しているので、他のメーカーさんのオーディオ交換などにも参考になるかと思います。
●前準備:ハーネスの購入
取り付けに当たり、この変換ハーネスを購入しました。
1990年代の日産車と、カロッツェリアブランドのオーディオを、簡単に接続するための変換ケーブルです。
10ピンと6ピンの2系統に分かれている純正オーディオに対応しています。その他にも、車両に合わせていろんなケーブルがラインナップされているようです。
車体から出ているカプラーを変換ハーネスのカプラーと接続。反対側はギボシになっていて、オーディオから生えているギボシを、同じ色同士を接続。コレだけで接続することが出来ます。
マニアな人はオーディオ交換の際に、車体側のハーネスをほじくって分解したりします。そしてオーディオ側のギボシと対になるように加工し、余計なパーツを購入せず、極力ハーネス長を短くするようこだわりの加工をされる人も多いです。
個人的な見解になりますが、高く見積もって2000円くらいで購入できるものなので、購入してさくっと取り付けたほうがスマートな気がします。
(追加ハーネスを収める、スペース的な余裕が無い車両などは別ですが。。。)
それでは作業に入ります。
1.バッテリーの端子を外す。
ボンネットを開けて、-端子 ⇒ +端子の順番に外します。
電気関係を触る時は必須の作業です。この作業を面倒臭がって端折ると、端子の抜き差しの時などで感電したり、最悪ショートして車両火災に繫がります。
必ず外しましょう。
2.ダッシュボードのパネルを外す。
ダッシュボードのパネルを外しましょう。
まず、シフトセレクトレバーの奥の下側に隠れているネジをします。
これでパネルが外れ、オーディオが見えてきます。
ダッシュボードで外すネジはこの2本です。
ね、とても楽でしょ?
3.オーディオの取り外し。
オーディオは、プレスされた金属板のステーを用いて、4本のネジで車体とくっついています。
このネジを外せば引っ張り出すことが出来ます。
引っ張り出しました。
背面にカプラーコネクタが2本装着されているので、両方とも取り外します。
外しました。
ただこのカプラーは結構硬いです。非常に強力に噛み合っています。
爪が割れたり、手の皮が向けたりすることが考えられるので、細いマイナスドライバーを使ったり、滑り止めの付いた作業用手袋などをして作業する事をお勧めします。安全に留意しながら作業して下さい。
近所のコンビニでも300円くらいで売ってます。
車体と取り付けられていた側面のステーは、新しいオーディオを装着する時に必要なので、外しておきましょう。ネジも使います。無くなりやすいので、きちんと分かりやすいところに保管しましょう。
4.車体側ハーネスと変換コネクタの取り付け。
先ほどの変換コネクタを、車体側から生えているハーネスに取り付けます。
大きい方を10ピンカプラーの方に。小さい方を6ピンカプラーの方に。カチッと言うまでしっかり接続します。
もし車体側のハーネスの端子が錆ていたり汚れているような場合は、パーツクリーナーで少し洗浄してあげたり、接点回復スプレーなどを使うと効果的です。
ただ中に石油系の溶剤が含まれている場合があるので、盛大に潤滑するとゴム類を侵食します。あくまでも少し吹いて「汚れを落とす」程度にしましょう。ギトギトになるまでつけて、洗い流す様な洗浄をする必要はないと思います。
結線が完了しました。
5. 新しいオーディオとの結線
変換コネクタのギボシに、新しいオーディオ側のギボシを接続します。相当スパゲッティな感じになりますが、ここはひと踏ん張りです。
基本的に、説明書やパッケージ裏の配線図を見ながら行いましょう。
ただ、パイオニアさんの作りは非常に親切で、変換ケーブルと本体から出ている電線の色を見て、同色のものを接続していくだけでOKです。
間違えやすい色、たとえば「①オレンジ線」と「②オレンジに白ラインの線」などは、本体側のギボシを①がオス、②がメスとなるように設定してあり、誤接続が本質的に起こりにくくなっています。
こういう気配りが品質だよな、こういう丁寧さが日本企業だよな。
と最近思ったりします。
6.本体の挿入
本体を車体にマウントします。
皿ネジを使って、もともと付いていたステーを新しいデッキに取り付けます。
取り付けの際、元々のケーブルから、変換コネクタ分20cm以上ケーブルが長くなっているため、取り回しがなかなか難しいです。思った様にデッキが奥に入って行ってくれません。
コツとしては、上の写真が1DINダッシュボードの中身になるのですが、左奥側が割りと空間・スペースがあります。
こっち側にケーブルの余った部分を押し込むイメージで作業すると、比較的デッキが入りやすいです。
デッキが格納されました。
皿ネジで車体に固定します。
変換ハーネスの間に、アース線が有ります。皿ネジを使って固定します。これを付けていなければ、音がでない場合がありますので重要です。
最後は取り外したときの手順に従って外側のカバーを装着し、そしてバッテリー端子を+から-の順番で接続したら完成です。
7.視聴
CD,ラジオ,USBの全てが問題なく再生できました。
純正のカセットオーディオと比較して、かなり音がいいです。
希望小売価格で2万円台のオーディオでも、15年落ちの純正スピーカーで、ここまで音のメリハリが出せるのかと驚きました。
ラジオのアンテナもこの通り伸びます。
それから後ろのスピーカーの音が大きかったので、若干音響バランスを調整して、後ろスピーカーのボリュームを落として前寄りにしました。この辺の調節ができるのがいいですね。
自分は音響にさほど力を入れるタイプではないので、スピーカー交換やデッドニングは今現在しないつもりです。
夜の画像はこんなイメージ。
かなり青が強調されて見えますが、実際はもっと控えめです。
車体との組合せも思ったより悪くない。少なくとも破綻はしていないと思っています。
イルミネーションが白だったらもっと良かったんですが。
しばらくはこのオーディオと一緒に遊んでみたいと思います。
以上です。
いいですね 楽しく 拝見させて 戴いています。
当方も ついに 昨日から ラシーンに乗り換えました。
色々と参考にさせていただきます。
三ツ橋さんこんにちは。
MINORUと申します。
御覧頂いてとても嬉しいです。
最近更新ペースが落ちているので、ちょっと気合入れて頑張りますね(笑)
こういうコメントをいただけるととても励みになります。
これからもよろしくお願いいたします!
いえいえ 自分も 参考にしながら 自分好みに していきたいです。 そういえば 昨年 ミヤギグで 宇都宮に泊まりで 行きました。 また参加出来ましたら ラシーンで 柏から ドライブです。
コメントありがとうございます。
柏にお住まいなのですね。こちらにいらっしゃる時はぜひお声がけください。
最近更新頻度が下がり気味なので、頑張って上げていきます。
よろしくお願い致します。