ラシーンの車検・名義変更・登録について

ヤフオクで購入し、土日中心で作業をして、マフラー関係の修理を終わらせたラシーン。

後はエンジンオイルなどの油脂類交換をして、名義変更＆車検登録をする段階に成りました。

今回の記事では、公道を走れるようにする、登録作業について書きたいと思います。

【注意】
あくまでこれは自分がやった方法です。条件としては、

• 車検が切れてナンバー返納済みの状態
• 登録作業を、業者などに代行する
• 新所有者と新使用者が同じ人物

このような人が当てはまると思います。

状況や予算に応じて他にもいろいろな方法があると思います。
ひとつの参考例になればと思います。

①書類集め

まず実施したのが 、書類を集める作業です。

車検登録にはいろいろな書類が必要になります。

また、自分が集めるものもアレば、前のオーナーさんからもらう必要がある物もあります。

まずここにリストアップしてみます。

こんなところでしょうか。

自分の場合、幸いにして取引相手が車の個人取引のベテランの方だったため、必要書類は車両引渡し時に全て揃いました。大変ありがたかったです。

個々の書類の詳細、並びに取得の方法については省きます。それらのコンテンツは、こちらの「車検と車の手続案内センター」というサイトにに非常に詳しくまとめてありました。自分も参考にしました。また、書類集めの代行をされている業者もありますので、分からなかった場合は検索をお願いします。

②代行業者さん探し

書類が集まったら、登録代行業者を探しました。

車検のコバックなどが有名ですね。

地方で人気のお店の多くは、ガソリンスタンドと併設されている場合が多いです。

結構派手にセルフリペアをしたので、ユーザー車検も考えたのですが、今回は業者を使いました。

なぜ代行業者を使うことを選んだかというと、以下の3つが主な理由です。

1. 価格が比較的安い
2. 車検が通る、最低限の整備はしてくれる
3. わりと無茶を聞いてくれる

価格はまあさておき、2と3に関してかなり魅力を感じました。

マフラーの修理などはしたのですが、車って車検の時に検査官が下に潜ってオイル漏れ、配管類の検査などを実施します。
これって設備を持っていない個人が確認するって、なかなか難しいんです。

ユーザー車検で持って行って、いざ検査という段階で「オイル漏れてますよ」ってなったら、その日は修理に時間を当てることに成ります。

1日がパー。完璧に修理して持っていかないと、再受験は難しい。

それから光軸など、個人が調整しにくい項目もあるので、一発で通すためにはプロの道具を借りたほうが確実です。

そして、もしトラブルが見つかってしまった場合。ディーラーだと完璧に部品交換や修理・整備しないと、車検を通してくれません。

「こことここだけ整備して下さい。あとは自分でやりますから」

と言ってもなかなか融通が効かない場合が多いんです（責任問題になる場合もあるので、当然といえば当然ですが）。

バッチリ完璧に直してもらうよりも、とりあえず車検が通る状態、公道走行しても問題ない状態に仕上げてもらって、あとは自分で手を加えていく。

ということを自分はやりたかったんです。

その辺の融通は、代行業者さんは結構聞いてくれます。

なので、今回の名義変更は代行業者さんを使う、という選択をしました。

今回は、栃木県宇都宮市で有名な、車検大学さんにお任せしました。

いつも行っているガソリンスタンドにパンフレットが有り、それを参考に募集した形です。

上記の画像は、特に車検整備を何もせず、車検を切れる前に申し込みをして、継続車検をただ通しただけ、という場合の価格です。

今回購入したらシーンは車検が切れており、ナンバー返納済み、名義変更も必要、＋αで油脂類の交換もお願いしようと思っていたので、これよりは価格が上がるはずでした。

まずはそのあたりを含めて、来店して色々と相談しました。
日程や作業項目などを相談し、まずここで自賠責保険に加入しました。

25ヶ月で、27840円です。自賠責に加入しないことには、仮ナンバーを取得できず、車両を整備場に持って行くことが出来無いからです。

③車両の移動・整備

 翌週の土曜日に、休日も市役所関連の窓口業務をやってくれている、宇都宮バンバ出張所を訪問。無事仮ナンバーを取得しました。

ドライバーでボルト2本を外し、チャチャッと装着。

車を車検大学さんまで持って行き、キーと書類一式を預けました。
別料金でお願いする整備項目として、

• エンジンオイル交換
• ATF交換
• パワステオイル交換
• ブレーキフルード交換

この4点をお願いしました。

ブレーキフルードについては、なにげにラシーンはABSが付いているため、電磁ポンプを作動させる必要があり、バイクと同じような簡便なやり方では交換が難しい可能性があったこと。

エンジンオイルは結構こだわって選定している箇所なんですが、安価で純正指定粘度の10W-30グレードのオイルを入れてもらいました。

半年間不動だったため、フラッシング（内部洗浄）を兼ねて、長くても1000km以内で交換するつもりだったからです。

車両を預けて、しばらくしたらお店から電話がかかってきました。

「MINORUさん、ラシーンですがオイル漏れてます」

やっぱりね、何かこうなると思っていた。

まっすぐ車検場に行かなくてよかったわ。

話を聞くと、

• エンジンのロッカーカバーの部分
• ロワーのオイルパンの部分
• そしてエンジンとミッションの繋ぎ目のクランク側の部分

この3箇所から漏れているようでした。

電話先からの情報によると、滴状になって漏れているとの事だったので、じんわり滲んでいるレベルではなさそう。

だめもとで、

「漏れている箇所を洗浄し、オイル漏れ防止剤などを入れて、とりあえず車検が通る状態にするという対応をしてもらえますか？」

と聞いてみたら、OKとの返事をもらえました。

今回はそれで対応することにしました。

（後から調べてみてわかったのですが、
　その3箇所からの漏れはラシーンが持つ持病で、比較的簡単に対応できそうな箇所でした）

④車検が通った。

それから3日ほどして、車検が通ったとの連絡が来ました。

引き取りに行くと、ナンバーが付いたラシーンが待っていました。

ナンバーは狙っていません。希望ナンバー制度にはあまり興味が無いため、

「なんでもいいですよ」

と選んだらこのナンバーになっていました。後1つ6が並ばなくてよかった。

そういえば前乗っていた車も、指定しなかったら「4300」だったなぁ。

ちなみにかかった金額は、法定費用の54000円にプラスして、

• 車検を通す手数料
• ナンバー交付代金
• 油脂類の整備（通常よりも割引）
• 名義変更手数料

これらを含めて、全部で10万円行かないくらいでした。自分でやったとしても、7万円くらいはかかっていたでしょう。

それにATF交換なんて個人がやってペイ出来るレベル・価格の仕事じゃない。無事に通って満足しています。

走行距離は、5万7千キロ。

まだまだこれからの距離です。

購入してから家まで運んでもらい、いろんな人の力を借りながらも、車検が通るレベルの整備ができました。

実際に手をオイルまみれにしながら、スパナを握って作業をし、非常に良い経験が出来たと思っています。

 これから、楽しいラシーンライフを送って行きたいです。

以上です。